今、話題の「河野太郎ファミリー企業「麻布食品」の「麻」の字は旧字体なんだそうだ。
【麻布食品】小西洋之「疑惑」の本丸は河野太郎か【デイリーWiLL】(該当箇所 再生 タイムオプションつき)
https://youtu.be/-YUNs7qWRuM?t=360
いわゆる康煕字典体である。
旧字体だから、日本で使わないというわけでもないんだろうけどね。簡体字のように中華人民共和国でないと使っていない字だというわけではない。台湾では使っていると思う。ただ、ATOKにも標準では入っていなかったし、確かにあまり使用されていないのかな。
そこで、字体を清朝 嘉慶年間刊行のものを中華民国期に求古斎で改訂編集したものを影印出版した説文大字典から左イメージをだしてみました。
でもね、実は6世紀初頭の鄭道昭が普通に常用漢字体を書いているんだよな(右イメージ 観海童詩)。つまり、常用漢字体のほうが古いというわけだ。旧字体は唐後期の開成石経体(837年)のようである。