2012年01月15日

清明上河図ってのは普通名詞

仇英清明上河図.jpg

清明上河図をめぐる迷信の一つに「模写本」というのがある。

 よく、模写本が多数あるというが、そういうものをみていても、北京故宮博物院本
とは、ちっとも似ていない。模写本といわれるが、模写じゃないんじゃね。と言いたくなる。

横長の巻物、細密描写の風俗画、始めが田舎で最後が都市になっていて、途中に大きな橋がある。その程度の共通項しかないようにみえる。
http://reijiyamashina.sakura.ne.jp/chinmin/chingmin.htm  でも書いたが、

清明上河図ってのは普通名詞だとかんがえたほうがいい。むしろ画題である。「近江八景図」「洛中洛外図」「瀟湘八景図」のように多くの画家が描いている。「瀟湘八景」は、日本でも室町以来大量の作品がある。似たような構図も多いが、「瀟湘八景」を初めて描いた画家「宋迪」の作品(現存していない)だけが本物だとは、誰もいわないようなものだ。

したがって 模写本という呼び名は間違っていると考える。もっと実物をちゃんとみろよ。

仇英の清明上河図 - 玲児の近況
http://plaza.rakuten.co.jp/yamashinaReiji/diary/200707240000/

で紹介した、美しいイメージの仇英の作品、最近ではネットで全巻鑑賞できるようだ。ただ中国サイトというとこがご用心でウイルスがしこまれてないか考えてしまうのだが。

それでみると、絵柄景物が全く違う。
どこが模写本なんだかさっぱりわからない。
posted by 山科玲児 at 09:03| Comment(0) | 2012年日記
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