2012年01月17日

日本と中国の群衆描写

伴大納言絵IMG_5421.JPG

清明上河図の複製と同じところに伴大納言絵巻の部分複製(1986)も一緒においてあったので、ちょっと覗いてみたが、人物の表情、躍動感に一驚した。だてに国宝じゃないなあ。

イメージは部分拡大。

清明上河図と伴大納言絵巻は、ほぼ同時代(12世紀)に制作された作品である。

どちらも大群衆を描いている。

確かに人物の大きさ自体が違うとはいえ、群衆の描き方、人間に対するみかたが相当違う。
これは、もう少し深く考えるべき問題だ。

あるいは、もう考えている人がいるかもしれない。
posted by 山科玲児 at 08:53| Comment(2) | 2012年日記
この記事へのコメント
「清明上河図」今回はパスしようと思ったのですが、
まだ見たことのない友人のお付き合いで3時間列んで見てきました。
見るたびに感動が薄れてきます。
意見は人それぞれでしょうけれど。

会話を聞いていると、見にきている人々の多くは台北の白菜を喜ぶ人達と同じなんですね。
聞いていちばん面白かったのは「何、こんなに小さいの?ハメられた!」でした。
3時間も立たされていたら仕方がないですね。
「細かく描いてあるけれど、日本人にはちょっとね」と言っている女性もいました。
こちらの記事のようなことを素直に表現した、正直なご意見と拝聴しました。
Posted by 南部藩士 at 2012年01月18日 09:05
>南部藩士  様

 天津にある金明地争標図、仇英の清明上河図などをみてもそうなのですが、何か違う方向に中国絵画の群衆図はいっているんですね。春日権現絵巻なんかいくらか近い感じはしますが、それでもそんなに中国的ではありません。鳥獣戯画丙巻のバロック的な狂騒型群衆もまた違う方向です。むしろ広重北斎の群衆が中国趣味かと、色々思い巡らしております。
Posted by 山科 at 2012年01月18日 20:48
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