2012年01月22日

【清明上河図】橋の下の魚

清明上河図 魚IMG.JPG


清明上河図も24日までの展覧のようです。清明上河図で、昔  戸田先生が指摘した橋の下の魚のことでは、未だに友人とは意見が一致しません。上のイメージで左の男が指さしているものが橋の下川面にいる魚で、非常に微細に描いてあるという説です。ここから戸田先生は、清明上河図は手にとって微細に鑑賞することを前提として描いてあるという指摘をしています。なにもそんなこといわなくても充分細密描写なのでこの絵が展覧会むきじゃなく、手にとって虫眼鏡で鑑賞するような作品であることはわかるのですが、この魚、非常にみにくい線のようなものなので、果たして魚なのか、単なる汚れなのか、水流を描く線の一部なのか、見分けがたいものがあります。一九五〇年代のコロタイプ複製から拡大したイメージをおいておきます(下)

私には、どうも魚にはみえない、この絵の他のところは細密描写ですが、物の形ははっきり描いています。こういうあいまいさはないのではないか? やはり汚れかなあ?と思っています。

ただ、魚がはっきりみえたという人もいるので、それほど確信はないんですね。
posted by 山科玲児 at 09:12| Comment(6) | 2012年日記
この記事へのコメント
魚は間違いなく描かれております。今回実物を見て八匹は確認できました。図録にもこの部分の拡大図版が掲載されているので確認できます。(橋桁のあたりではなく、真ん中に集まっている感じです)複製では、小生の手元にも昔のコロタイプの巻子本がありますが、これは見えづらく、最近の質のよい印刷のほうがよく判ります。
Posted by 山本雅煕 at 2012年01月22日 12:19
 瀟湘臥遊図巻の葦のようにみにくいのかもしれませんね。
 また、別の図版をみてみます。
 川の真ん中あたりとは、うかつでした。

 ご指摘ありがとうございました。

Posted by 山科 at 2012年01月22日 17:48
昔のコロタイプ印刷は記録として貴重ですが、撮影時のカメラの性能の限界はありますね。年代はわかりませんが瀟湘臥遊図巻のコロタイプ複製も手元に一種あり、印象の違う別本も見ましたが、やはり葦はわかりづらく、雁行はほとんど確認できません。
Posted by at 2012年01月22日 21:24
記名抜けておりました。失礼しました。
Posted by 山本雅煕 at 2012年01月22日 21:30
ご提示のコロタイプ画のなかでは、魚は発見できません。
Posted by 臨夏 at 2012年01月23日 01:18
このたびの故宮展のブログに魚影の図版が載せられていますね。
魚影(とおぼしき)ものは川の中ほど、橋桁の左あたりです。
故宮展のブログもご覧下さい。

以前、上海で見たときに専門家同伴でも確認できなかったので、
バカな私はこのたび、わざわざそれだけを確認しに行ったようなものですが、
有ると言えば有るし、無いと言えば無いという印象でした。
作者にすれば、一度描いたけれど効果(意味)がない
あるいは巧く描けなかったと思って消してしまったのかも知れません。
絹本では良くあるケースです。

本当に魚影が有ろうが無かろうが、あれでは全く意味がなく、
学者が喜ぶ(重箱の隅をつつく)ような些細なことと思いました。
美術品を鑑賞する立場なら、どちらでもよいことでしょう。
Posted by 南部藩士 at 2012年01月23日 01:34
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