2012年02月02日

モナリザの良いコピーがプラド美術館で発見される


  現物があるのに、なぜコピーぐらいで騒ぐのか?不思議ですね。
 実はこの件には色々なことが

  フェデリコ=ゼーリの本 「イメージの裏側―絵画の修復・鑑定・解釈」
にもありましたが、ルーブルのモナリザは表面のニスがかなり変色し細かい亀裂がはいっているうえ汚れもあって、現在かなり暗い絵になってしまっているのですね。
  じゃ、クリーニングすりゃいい、といってもルーブル第一の名物で、まるで聖遺物のように厳重な箱にはいっているものを1年以上修理するというのは、ちょっと難しいことでしょう。今のルーブルの展示環境ではろくに観ることもできませんしね。

  そういう意味で、古い綺麗なコピーは、もともとの色を想像するのには、ありがたいわけです。

  このコピーも実は背景が黒く塗りつぶされていたので、平凡な作だと思われていたのですが、上塗りを除いたら、驚いたことにモザリザによく似た山水が現れました。全体にクリーニングをした結果かなり明るい綺麗な絵がでてきたというわけです。

 そのうえ、赤外線でみた下書きは、ルーブルのものとよく似ているそうですから、かなりのものでしょう。

  また、この場合は違うでしょうが、古い絵画の場合、コピーが本物になり本物と思われていたものがコピーに転落するということがしばしば起こります。
 そういうこともあるので、コピーといわれているものでも充分考慮する必要があるからです。

一番まともな解説はガーディアン(英文)
http://www.guardian.co.uk/artanddesign/2012/feb/01/new-mona-lisa-prado

日本語のものにはすこしずつおかしなところや足りないところがあります。

プラド美術館のモナリザの模写、最も初期の作品と判明
http://www.afpbb.com/article/life-culture/culture-arts/2854846/8398746?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics


世紀の大発見! モナリザと同時期に描かれた弟子のモナリザ見つかる
http://www.excite.co.jp/News/net_clm/20120202/Gizmodo_201202_does-this-mona-lisa-predate-da-vincis.html
posted by 山科玲児 at 19:06| Comment(0) | 2012年日記
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