
神護寺の山水屏風の細部拡大をウィキメディアに投稿した。(イメージは更にその一部分)
http://commons.wikimedia.org/wiki/File:Landscape_screen_Jingojidetail2.JPG
この屏風は、最近、扇の順序をくみなおして、かなり自然な形になった。実は醍醐寺によく似た屏風がある。醍醐寺のほうは模写かもしれない。
この山水屏風は、保存も悪くなく、細部が美しいのだが、「鎌倉時代」という年代設定が災いして、それほど注目されない。まあ「平安時代の作品」が貴重であり、「鎌倉時代の作品」が多数あるので希少性という意味では劣るのは確かだが、そうはいっても美術的価値が劣るというわけでもない。これは「古いほうが価値がある」という偏見に染まっているからだろう。
古いほうが尊いのなら、縄文土器が一番尊くなってしまうのだが。。