2012年07月14日

鶏血石

鶏血IMG.jpg

  石の印材で鶏血石という赤い石があって、高価というので有名であるため、偽物も多い。
清時代の産地であった昌化産のものが一時とれなくなったので、内蒙古の巴林、最近はまたべつのところからも掘り出しているようだ。 もともと硫化水銀の赤なので水銀鉱の近辺で取れたりするらしい。
 1980年代に東京で売られていた鶏血石は、大部分、内蒙古の巴林産だったと思う。

 これは、戦前の昌化鶏血で、小指の爪ぐらいの小さなものだが、こういう肌合いのものは、なかなかない。
タグ:古印材 鶏血
posted by 山科玲児 at 10:02| Comment(1) | 2012年日記
この記事へのコメント
なるほど、水銀の取れるとこは、よう「丹生川」とか言いますし(水銀の和名が「丹生」なんですかね?)、
「丹」は「丹青」の赤色の意味ですもんね。

水銀が赤くなる理屈はわたしには分かりませんが(笑
体温計の水銀が赤いのは、あれは色付けしてあるんですよねえ?
Posted by 臨夏 at 2012年07月15日 00:03
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