M.C.シャルパンティエのスタバート マーテルをヴェルサイユの礼拝堂で演奏したヴィデオがYoutubeにある。
曲 自体はイメージのアストレのCDで愛聴していたが、シンプルすぎて、よほど美声の演奏でないと途中であきてしまうかもしれない。シンプルのなかの崇高さというのが、フランスのある一面である。
このヴィデオは、なんというか、演出というか景色として凄くて、なるほどヴェルサイユ時代・ブルボン王朝が求めていたものは、こういう感覚であったか?と感嘆する。
実のところ、シャルパンティエのこの曲は、もう少し小さな礼拝堂むきの曲なのだ。この礼拝堂はグランモテのような大規模な曲むけにできている。そうはいっても、こういう演奏記録をDVDでもちたいものだ。
ただ、フランスっていうのは、やたらに戦争音楽が多かったり、けばけばしい創造物があったり、農業国だったり、原発をやたらに作ったり、数学の中心だったり、どうもイメージがつかみにくい一筋縄でいかない国だと思う。
Le Concert des Nations (J. Savall)
a la Chapelle Royale du Chateau de Versailles
Charpentier: Stabat Mater pour des religieuses - Part 1
http://www.youtube.com/watch?v=QYlEo0hbPEM
http://www.youtube.com/watch?v=lXQtIwXYX7Q