2013年04月08日

加速器で生成するブラックホールは安全


 巨大加速器でマイクロブラックホールが生成されたら、それが成長して地球を全部飲み込んでしまうという空想をする人がいる。

 もともとは、核物理学者が冗談で言っていたのが、妙にひろまったものらしい。

  実は、心配はない。別に理論がどうこうというわけではない。
  マイクロブラックホールはホーキング輻射ですぐ消えることになっているが、ホーキングの理論が間違っていても関係ない。

  実は、現在の最大の加速器でつくれるエネルギーの粒子の、一千万倍以上のエネルギーの宇宙線が、地球には毎年何千個と降り注いでいる。超高エネルギー宇宙線というやつだ。山梨の小さな地域で観測していても年1回程度降ってくるんだから、地球全体にどれだけ降っているかわかるだろう。
 また、それよりエネルギーの低い一〇〇万倍とか一〇万倍とかいうクラスなら、もっとずっと頻繁に宇宙から降ってくる。

 こういう、超高エネルギー宇宙線が大気と衝突してブラックホールができているかもしれないが、地球は何億年と、幸い存続している。
 まあ、加速器の性能が一千万倍になってから心配することにしよう。

posted by 山科玲児 at 08:04| Comment(0) | 2013年日記
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