2013年05月11日

ミネソタのスーダンだった


2013年5月5日
ダークマターの検出が進展か
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/66542757.html
という記事を書いた。
この記事のもともとの英文記事
Another dark-matter sign from a Minnesota mine
http://blogs.nature.com/news/2013/04/another-dark-matter-sign-from-a-minnesota-mine.html

にスーダン鉱山で 新しいより大きな実験スーパーCDMSを始めるので、それによって更に検証できるだろう、という記述があった。

 アフリカのスーダンで やるのか?それは大変だなああ、、

 スーダンは、中国の石油外交のせいで、内戦状態になった国じゃなかったけ。


と思っていたら、実は、米国、ミネソタに「スーダン鉱山」という鉄鉱石鉱山の廃坑があって、そこのトンネルを利用している実験だということがわかった。このニュースのCDMS II実験もやはりそこでやっているのである。

CDMS実験というのは、どこかで聴いたことがあると思っていたら、
 宇宙を解く壮大な10の実験: アニル・アナンサスワーミー
 http://www.amazon.co.jp/dp/4309252400
という本の
  第2章  何も検出しない実験

 で読んでいたのだ。結構忘れっぽいものだ。
 かなり禁欲的な実験なので、こんなことでダークマターが検出されるのだろうか?と思っていたが、意外にも一番早く徴候をとらえたようだ、お祝いを言いたい。

posted by 山科玲児 at 08:54| Comment(0) | 2013年日記
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