学生のころから、浦城二郎氏の、やや抄訳にした現代語訳(イメージ)に親しんできたが、最近また読
んで、やはり面白いなあと思った。
マンガの
うつほ草紙 (1) (小学館文庫): 諏訪 緑
http://www.amazon.co.jp/dp/4091913237
もあるが、第一巻 俊蔭(としかげ)の巻 を主にしたもののようだ。
この小説は、むしろ、後半の混沌としたストーリーと乞食・大富豪・貧しい学生・ヤクザまで登場する幅の
広い視点にあるので、この部分をクローズアオップして、マンガやアニメにした作品を期待したいものだ。
ただ、このやや省略した現代語訳でさえ、贈答品の詳細な記述の氾濫には煩わしい感じがするのが難点
ではある。