2023年09月26日

魏文帝の肖像

曹ひ.JPG
これ、魏文帝  曹ヒ の肖像です。ボストン美術館の歴代帝王図巻 (URLはボストン美術館の公式)
https://www.mfa.org/collections/object/the-thirteen-emperors-29071

の一部のはずなんですが、1917年に出版されたモノクロ写真影印がこれなんですね。
現状は、かなり派手派手しく絵の具が塗られてしまっていて、本来無かった衣の模様まで描かれてしまっているんですが、1917年には、こんな感じでした。

そのうち、全部 紹介したいとは思っています。

タグ:中国絵画
posted by 山科玲児 at 07:20| Comment(0) | 日記

2023年09月25日

今日は休み

今日は休みます。
posted by 山科玲児 at 18:25| Comment(0) | 日記

2023年09月24日

敏求精舎の名称由来

論語 述而.JPG

2021年香港雑誌オリエンテーションズOrientations1-2月号に

敏求精舎Min chu  societyが特集されていた。

香港雑誌オリエンテーションズ
   Orientations  Volume 52 ? Number 1 January/February 2021

香港の 古美術骨董収集家の組織であるが、ここまで香港に弾圧がくると、そういう資産家収集家の人々も安閑とはできないだろうから、果たして、活動継続できるのだろうか??

この「敏求」というのは、論語 述而 篇の上イメージ箇所からとったものだという。
Asia Societyのサイトで指摘されていた。意外と気がつかないものだね。

イメージは覆宋本元版論語の複製(國立故宮博物院 刊行)から該当箇所。
posted by 山科玲児 at 08:59| Comment(0) | 日記

中国考古博物館


なんか、動画もありましたので。ちょと紹介。
もっとも スパイで拘束される密告社会 中国に行く気はありませんけどね。

北京の新名所「中国考古博物館」一般公開スタート
https://youtu.be/H4nwOf1mjUc

  9月15日 開館。どうも、現 国家博物館(旧  歴史博物館)の展示品のかなりのものが移動してきているという感じがいたします。XX所蔵、、というラベルを変更しないといけないのかな? それともレプリカなんでしょうか?

posted by 山科玲児 at 08:04| Comment(0) | 日記

2023年09月23日

カレル・ファン・マンデルの北方画家列伝

カレル・ファン・マンデルの北方画家列伝、借りて、急いで読み飛ばしたのだが、

コルネリス・ケテル(Cornelis Ketel、1548年3月18日 – 1616年8月8日[1])

には、絵筆を使わず、、指や足で描いた作品があることには、驚きだ。

もう一つの驚きはドルドレヒトの恐怖の宿屋だろうか??

詳しくはまた。。
posted by 山科玲児 at 19:02| Comment(0) | 日記

2023年09月22日

メムリンク伝説の誤謬

Memling Museum Brugge.JPG


以前 紹介したメムリンク伝説の舞台である、ブルッヘ/ブリュージュのシントヤンス病院・現在はメムリンク美術館、年末まで休館なんですが、

西洋美術の歴史−ルネサンスU−北方の覚醒、自意識と自然表現』(中央公論新社)
http://www.chuko.co.jp/zenshu/2017/04/403595.html
の、357pで、
「メムリンクは、1477年、ブルゴーニュ戦争でのナンシーの戦いに従軍して負傷し、このシント・ヤンス施療院で手当を受け、その後円熟の時代を謳歌したのち、94年8月11日、ブルッヘでその名声に満ちた生涯を閉じた。」
という「伝説」を書いているのはひどい。まあ、英文版wikipediaもそうとうひどいからねえ。フランス語版はわりとましです。
 この伝説を18世紀に伝えていたのが、ここの職員?関係者? だったらしいんですね。まあ、これは「大間違い」だったんですが、2017年に書いてもらっちゃ困りますね。19世紀、ゴシック・リヴァイバル〜ロマン主義時代には、とくに喧伝された間違った伝説です。

その伝説流布のルーツは、、
・18世紀半ば、フランス宮廷画家でもあったJean Baptest Descampsが1753年に刊行したVie des peintres flamands et hollamdaisに、
「ブリュージュの近郊ダムで生まれたメムリンクは、若いころ無頼少年で、兵士になり、傷病した。その傷ついた身体を看護治療してくれたのがシントヤンス病院で、そこで絵を描きだして有名になった。」
という、シントヤンス病院の誰かから聴いたという伝説を記したのが最初で、

・「ナンシーの戦い」というのをはめ込んだのは、1845年に、
Histoire de la peintre flamande, U, brussel, 1845
を刊行したA.Michielisらしい。


posted by 山科玲児 at 08:25| Comment(0) | 日記

2023年09月21日

バベルの塔の解説

babel0s_siena.jpg




バベルの塔 の絵画については、、
最近、
https://youtu.be/7APlp7wu_lw
https://youtu.be/p63ARp1Yae0
という優れた解説動画があったが、

  ただ、一回目で呈示されたコロッセオ版画は、ブリューゲル一世原画ではないのは確実なので、そこは止めてほしかったなあ。カタログ・レゾネに入っていないだけでなく、所蔵美術館すべてが否定していてコック自身の原画だとしているし、年代も1551としていて、この年代はブリューゲルがイタリアへ行く以前である。

バベルの塔の絵で一番優れていると思っているのが、ピーテル・ブリューヘル1世(大ブリューゲル)のロッテルダム・ボイマンス美術館にある1枚である。

これは、日本に2回も来ている。1回目は池袋で、2回目は上野でみた。
そしてボイマンスでは、なめるようにみることができ、その後、原寸に近い大きな額絵を買って、日本に高価な送料を費やして送ってもらった覚えがある。それほど刺激を受けた。
しかしながら、もっとも意外を感じたのは、
イタリアのシエナのピナコテーカでであった バベルの塔(上イメージ)である。画家名不明として展示されていたんだが、質がよく、多くの中世ルネサンスのイタリア絵画がならんでいるなかで異彩を放っていた。
ファルケンボルク兄弟の作品じゃないかと思われる佳作であり、相当大きい、堂々たる作品である。


 バベルの塔の絵画にちてはウイキメディアにカテゴリーがあり結構鑑賞できる。
https://commons.wikimedia.org/wiki/Category:Tower_of_Babel_in_paintings
また、美術症というか古書商人収集家のような人が
あげているブログもおもしろい。
https://blog.goo.ne.jp/dbaroque/e/561815fa72ed16aa6bdda34af30b90ab
この中でないなあと思ったのが、モンスデジデリオの作品だ。
posted by 山科玲児 at 07:11| Comment(0) | 日記

減税から逃げてはいけない

呆れました。
企業は、本来は「減税」を主張するのが当然でしょうに。
減税によって、日本国民の消費を大きくし、企業も従業員も経営者も可処分所得
を大きくして好景気にする、それを要望するのが経団連の役割でしょう。

「国民を殺す気か」経団連会長「消費税増税から逃げてはいけない」発言に集まる憤激「法人税増税から逃げるな」  https://news.yahoo.co.jp/articles/de7b3ed3941b40cc6778a9d528ec72a4c7b27e03

これは、国家と税金に寄生する寄生虫・吸血鬼のような企業が経団連だということだ。まあ軍需企業はそうせざるをえないだろうが、一般の民需企業のほうが多いはずなのに、この体たらく。





posted by 山科玲児 at 05:28| Comment(0) | 日記

2023年09月20日

ドメニコ・ガッロ


のほうが、ずっと良いようです。
ガッロの全貌はわからないのですが、一発屋で、一つだけは抜群だけど、他のはあまり冴えないというタイプなのかもしれないなあ。。。

続きを読む
posted by 山科玲児 at 07:20| Comment(0) | 日記

2023年09月19日

正倉院  麻布菩薩 イメージ改良


Wikimediaの
正倉院  麻布菩薩
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Hemp_Bodhisatva_shosoin.JPG
画像を改良した。大もとの審美書院のモノクロ・コロタイプ複製は布目までみえるくらいの精印だが、カメラの問題かそこまでは再現していない。

なんで、こんなことやったかというと、東京と太宰府で開催された國立故宮博物院 神品至宝展の図録解説を偶然チラ読みしていたとき、この麻布菩薩のイメージとして模写本が採用されていたからだ。なんで、そんなことやるんだろうと、不思議だった。その理由は未だにわからないが、とにかく画像は、よりベターなものに更新しておく。盛唐時代の呉道子風の仏像というのはこういうものではないかと、先人も言っているし、当方もそう思っている。

宮内庁;正倉院のサイトではカラー写真だ。
 墨画仏像(すみえのぶつぞう) 南倉 154
https://shosoin.kunaicho.go.jp/treasures?id=0000015800&index=0
posted by 山科玲児 at 08:44| Comment(0) | 日記