2017年12月12日

DVD  日曜日の散歩者 わすれられた台湾詩人たち



  映画『日曜日の散歩者 わすれられた台湾詩人たち』
    https://sunpoday.com/%e6%97%a5%e6%9b%9c%e6%97%a5%e3%81%ae%e6%95%a3%e6%ad%a9%e8%80%85/
のDVDは台湾では出ているようですが、リージョンの問題で、日本の普通のDVDは台湾再生デヴァイス・装置では再生できないもののようです。
    リージョンコード: A/3(日本製プレイヤーで再生不可)

  一部ではかなり評判のようなので、日本でも発売してほしいですね。もっとも、こういうのは映画館で一度みて、どうしても何度も観たいと思ったらDVDを買うというのがいいのだけれど、なかなか機会がない。
 図書館や公共施設、大学などでの上映会ってないのかな。
posted by 山科玲児 at 05:49| Comment(0) | 日記

2017年12月11日

東京国立博物館でみた楷書


黄道周 楷書孝経.JPG黄道周 楷書孝経detail.jpg

11月25日に東京国立博物館 アジア  ギャラリーでみた、中国の書のなかで、特に印象に残ったのが、

楷書孝経冊  1帖 黄道周筆 中国 明時代・崇禎14年(1641) 高島菊次郎氏寄贈 TB-1255 
(イメージ、  右は部分拡大)
である。
当時、こういう古風な楷書が流行していたらしく、王鐸もまた書いている。

河内利治氏の論文でも言及されているように、黄道周の継室  蔡玉卿の「孝経」があって、
図録などでみると、また同じ書風です。書風だけじゃどちらかわかりません。


非常に上質な墨と紙であって、そこもまた上流社会での作品であることがうかがわれる。
あまり展示されることがないものだと思うので、注目したい。

今回の展示明細は、
posted by 山科玲児 at 10:08| Comment(0) | 日記

2017年12月10日

台南のモダニズム詩人たち 【追加あり】


  台湾 制作のドキュメンタリー映画で、娯楽というより芸術映画のほうに属するのかもしれないが


映画『日曜日の散歩者 わすれられた台湾詩人たち』
https://sunpoday.com/%e6%97%a5%e6%9b%9c%e6%97%a5%e3%81%ae%e6%95%a3%e6%ad%a9%e8%80%85/


映画『日曜日の散歩者 わすれられた台湾詩人たち』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=LSfaEf8qgBA&feature=youtu.be


【追加】 予告編っぽいもの、こちらは台湾公開用らしい??

https://www.youtube.com/watch?v=x4NA7OCdBPI

こっちは、フランス語のナレーションなのでカンヌあたり向けか??

https://www.youtube.com/watch?v=sOm8I9fZcdY


というのが、ある。 いかにも昭和なレトロな感じのあるモノクロ映像混じりの映画である。


  直近では、仙台の フォーラム仙台で 12月16日に上映されるらしい、

https://movie.jorudan.co.jp/theater/1000153/


【追加】このURLのほうがより確実な情報のようだ。

http://www.forum-movie.net/sendai/movie/769


なんと、一週間も公開します。東京並みかも、、12/16(土)〜12/22(金)

仙台はレベル高いね。。



 九州では予定ないのかな。博多あたりだったら、観に行きたいものである。


   これで面白いのは、
  これらの詩人達の創作が、多くは日本語で行われたことだ。
  当時のアンドレ=ブルトンなどのシュルレアリズム運動の影響があると思うが、
  運動の情報それ自体が、日本語の翻訳を経由して台南に伝えられていた。


   ルーマニア生まれで、パリでフランス語でエッセイを書き続けたシオランや、
   アイルランド生まれで、やはりフランス語で劇作品を書いていたサミュエル=ベケット
   さらに、現在では、アフリカでフランス語で小説を書いている人もいるようである、


   このように、母国語以外での創作というのは、少なくはないのだが、

   台南での日本語での創作集団の記録、というのはきにかかる。西川満なんかも一枚かんでいたようだ。



posted by 山科玲児 at 11:08| Comment(0) | 日記

宗教画と信仰



2017年10月12日
レオナルド作品かどうか?
   http://reijiyamashina.sblo.jp/article/181259888.html
 で、とりあげた(傳)レオナルド  ダヴィンチ  画 「救世主(サルヴァトール ムンディ)」
のオークションについて、朝日新聞が報道しました。学芸部だけはわりと優秀なので、あえて朝日新聞記事をとりあげておきます。

  510億円のダビンチ画、落札者はサウジの王子 米報道
   ニューヨーク=江渕崇
     2017年12月7日12時06分
   http://www.asahi.com/articles/ASKD7346LKD7UHBI00T.html

 アブダビで先月(2017年11月)に開館した、ルーブル分館で公開される予定だというニュースもありました。しかし、ここルーブル・アブダビって島なんだけどな。塩害大丈夫??? まあ、ヴェネチアで大丈夫な美術品なら良いのかな??? フレスコはNGだろう。。

 しかし、サウジって、いわゆる原理主義団体なみの、ガチガチのイスラム法の国でしょ。ワッハーブ派とかいったかなあ??
 そんなとこで、「救世主としてのキリスト」の絵なんかいいのかねえ。
 なんかね、コレクターの宗教・戒律・理念と収集する美術品の齟齬を感じますね。

 ただ、サウジの王族は、国外では戒律破りまくりの生活していて、単なる国際金融資本家に過ぎない、、という噂なので、まあそういうものなんですかねえ。クリントン財団なんかの連中と遊び回っていたのかな。
  日本の昔の大コレクターで、「仏像は拝むもので収集するものではない」という理念で仏像は買わなかったという人がいたことを思い出しました。ところで、日本最初の本格的な私立西洋美術館  大原美術館にはエル・グレコの「受胎告知」なんかありますが、大原 孫三郎氏の信仰はどうだったのかなあ、と思ったら 明治38年に洗礼を受けたキリスト教徒でした。アメリカ系の教会みたいだから新教かな。。まあ、サウジの王子よりは、はるかに首尾一貫してますね。



posted by 山科玲児 at 08:59| Comment(0) | 日記

ロッテルダムで凱旋展





  東京上野と大阪で開催されたボイマンス  バベルの塔展
については、鑑賞記録を書いておきました。

この貸し出し巡回展
ボイマンス美術館(イメージは、2001年 ボス展のときのボイマンス)にとっても、結構 重要な貸し出しだったらしく、日本から戻ったオールドマスターという凱旋展がロッテルダムで開催されるようです。
BABEL: Old Masters Back from Japan
2018年2月3日〜5月21日
https://www.boijmans.nl/en/exhibitions/babel-old-masters-back-from-japan

 なんか、コメントに最初の大規模な海外展だというように書いてますが、
へんだなあ、1993年にセゾン美術館でボイマンス展があったんですけどね。
バベルの塔がメインでした。

posted by 山科玲児 at 07:43| Comment(0) | 日記

2017年12月09日

ルカ・デッラ・ロッビア「訪問」の動画


ルカ・デッラ・ロッビアの作品とされている
イタリア・ピストイアの「聖母のエリザベス訪問」については、こちらの動画が美しいようです。
現地で、現物をごらんになったfontana様によれば、この動画では多少冷たい感じはするようですが、
色合い肌合い光沢など相当良く再現できているようです。
推薦します。

La Visitazione Della Robbia - a Pistoia - 2017
https://www.youtube.com/watch?v=S0A-vyeD2l8
posted by 山科玲児 at 18:04| Comment(0) | 日記

レイモンド スマリヤン



レイモンド スマリヤン先生が,201726日に97歳で逝去されていた。

  追悼記事

だから、天寿だといえるんだが、逝去を悼むとともに、功績 業績をふりかえりたい。

はっきりいって変わった人だったが、多彩な天才には違いない。
スマリヤン先生は幼い頃から音楽の才能を発揮しておりピアニストを志していた。ところが病気のため断念した。

   Youtubeに、   スカルラッティの曲の演奏がある。

  論理学 数学を学び、これもまた若くして業績をあげている。、手品師としても一流で、大学の学費のたしにしたそうである。米国の大学学費の法外なことは有名である。
 特筆すべきは、あの難解そのもので、学者ですら敬遠しそうなゲーデルの不完全定理を、より初等的で分かりやすい(それでもやはり難解だと私は思う)形式で書き直したことだ。

  専門的には、タルスキの業績とつなげたといわれる。

 現在は、ゲーデルの仕事を理解するためには、スマリヤンの定理を経由するのが常道で、ゲーデルの原論文に挑戦する人は少ないと思う。

posted by 山科玲児 at 10:38| Comment(0) | 日記

2017年12月08日

アンチノリ家のリュネット


Bargello.JPGLucca Della Robbia (2).JPG

 fonntana  様 から教えてもらったのですが、陶彫がらみで、、
イタリアのフィレンチェのバルジェロ美術館(イメージは中庭の階段、なんかエッシャー風です。)で 米国ブルックリン美術館からの里帰り展
が開催されているようです。

ブルックリンからバルジェロ美術館へ
DA BROOKLYN AL BARGELLO
http://bargellomusei.beniculturali.it/page/IN%20PRIMO%20PIANO.html

現在でも有名なワイン業者アンチノリMarchesi Antinori
http://www.antinori.it/
 の先祖であるニッコロ トマソ  アンチノリNiccolo di Tommaso Antinori (1454-1520) がパトロンになって作ったようです。アンチノリ家の紋章が両端についています。

ジョヴァンニ デッラ ロッビアGiovanni della Robbia (Firenze 1469-1529)が16世紀初ごろに親方として制作した大きな彩釉リュネットです。
なんか画像みると煩雑過ぎる感がありますが、実はこれはとっても大きいものなんですね。
174,6cm x 364,5cm x 33cm
横幅が3.6mもあります。3m以上!!

なんか、日光東照宮の陽明門みたいですねえ。。ロッビア一族の作品ならアンドレア デッラ ロッビアの青と白を基調にした大きな作品:ニッコリーニの受胎告知(イメージは、部分を本の表紙に使ったもの)のようなものが頂点だと思っていて、こういうのはあまり好きじゃないのですが、それでも労作だとは思います。
19世紀後期にアメリカへ売られたようです。

ブルックリンのリュネットの公式のブルックリン美術館公開の修理動画がありました
https://www.youtube.com/watch?v=rx_rS1E9nGA

  ワイン業者アンチノリが修理資金を出したプロジェクトのようです。
  冒頭が、あまりにもアメリカンなので、吹き出してしまいそうになるのですが、中身は非常にまともで、物体としての美術品を再認識いたします。
  このリュネット、多数の彩釉タイル(というより塊)を木材でできた裏板にとりつけた貼り付けて構成されているようです。厚みもかなりある彩釉タイル ブロックなので相互のかみあいや合わせも重要でしょうし、重量もそうとうあるので、起こすときはクレーンのような鎖を使ってますね。自重で壊れる心配もあるでしょう。修理の際は19世紀にあった木材裏板は保存して、タイルの周囲のゴミや充填物は除去しているようです。

 このリュネットの周辺部分の花綱にある、果物や動物なんかは、少し後のフランスのベルナール  パリッシーとその追随者の作品を思わせます。ベルナール  パリッシー自体は、自分の独自性、発明を誇示して、全部一人で開発したように著書で書いてますが、いくらなんでも、それはないのでは。。実はロッビア一族で、ジョヴァンニの弟、  若いルカ デッラ ロッビアLuca della, The Younger Robbia(1482-1547)とジロラモ デッラ  ロッビアGirolamo della Robbia (1488ー1566)はパリで逝去しています。  つまりロッビア一族の技術がフランスへも流れていたわけです。 影響がないとはいいかねますね。

  どうも、ルネサンス時代の芸術家や学者には大言壮語するくせがあるようです。これは生業のためではないか?と思います。  中世のギルド職人は伝統継承を売り物にして生きていけたでしょうが、個人の才覚で収入をえようとしたルネサンス期の一部の天才肌の人は、自己宣伝せざるをえなかったのでしょう。

posted by 山科玲児 at 09:04| Comment(0) | 日記

2017年12月07日

陶彫 東と西


Lucca Della Robbia (2).JPGLucca Della Robbia (1).JPG

2017年11月01日
デッラ  ロッビア一族の作品群
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/181449283.html#comment
を書いたとき、
fonntana  様のコメントもいただき、
  前から、多少あった、ロッビア一族の浮き彫り的な陶磁板、陶彫への関心を新たにし、昔買った本をひっぱりだしたりしました。
(イメージ)

・ドメスティチの「ルカ デッラ  ロッビアとその一族」、遠山公一 訳、1994、東京書籍 (原書は1992,
SCALA)   ISBN-10: 4487763592 

たぶん、ルカ・デッラ・ロッビアによる、大きく、見事な陶彫 聖母のエリザベツ訪問
の修理が終わってピストイアで公開されているらしいのですが、そのプロモ動画もあります。
La Visitazione Della Robbia - a Pistoia - 2017
https://www.youtube.com/watch?v=S0A-vyeD2l8

  こういう大きなものは部分部分に分けて制作して、くみたてるものだそうですが、焼くと縮むし、変形したりするのによくちゃんとできるな、と思いました。実際、多少合わないところはあるようですが、まずまず破綻はみせていないようです。

 それよりも、西洋における、陶彫への愛好というのは、東洋ではないものだと思います。
  唐三彩人物像馬像や秦始皇帝の兵馬俑なんかあるだろう、という人もいるかもしれませんが、あれは皆お墓に埋葬するための制作品で、地上に飾ったり、礼拝したりするためのものではありません。
  勿論、窯の近くのお寺などで、陶磁器で制作した像があることもありますし、福建省徳化窯で明清時代に多量制作した白磁の観音菩薩像などもありますが、やはり少数派じゃないでしょうか。
  西洋の学者は、そういう少数派を過大に紹介することが多いのですが、なんか日本人には異様な感じもします。
  例えば、河北省の寺で複数体みつかった彩釉のかかった遼のころの羅漢像は、西洋では高く評価されたらしく、サリバン先生の中国美術史の本にも出ています。なんでこういうのを大きくあつかうのか、よくわかりませんでした。
メトロポリタン美術館に2例あるので、紹介します。
     https://www.metmuseum.org/art/collection/search/44799
     https://www.metmuseum.org/art/collection/search/42722
    ロイヤルオンタリオにもあったようです。

   唐三彩の像なども、最初に高く買ったのは中国に来た西洋人だったそうです。日本人も西洋かぶれで収集するようになったんですね。
   また、有田の柿右衛門様式のもので、人形がかなりありますが、どうも西洋への輸出品だったようです。日本国内向けではないのです。
  色絵 相撲人形 二組
    http://jmapps.ne.jp/mocoor/det.html?data_id=4275
  > 類例が英国の宮殿などに伝わることから、ヨーロッパ向けの輸出品であったことが分かります。

   この陶彫への愛好の差というか違いが、東洋西洋のなんらかの違いを際立たせているようにも思いました。

posted by 山科玲児 at 10:10| Comment(0) | 日記

NHK受信料 最高裁判決とビジネスホテル 【補足あり】

【補足】最高裁判決文  リンクしました27Pあります。

 私自身テレビは20年以上もっていないし、PCのチューナーも設置せず、ガラケーのワンセグもインストールしていないものを使ってしている。当然、ホテルに泊まってもTVは、つけないことが多い。

 今回の「契約概念」を無視した最高裁大法廷判決によって、テレビを捨てる人々が増加するのを歓迎したい。

【補足】実はこれはマスコミのミスリード・印象操作報道でした。私も騙された。 さすがに最高裁はそこまでバカではなかった。今回の裁判は被告とNHKが高等裁判所の判決を不服として、両方とも訴えた裁判だったのですが、両方とも上告棄却になってます。つまりNHKの訴えも棄却されています。つまりNHKにもかなり不利な判決になっているということです。結局、高裁判決で確定しています。この最高裁判決文は、精査する価値があるようです。まだ読んでいませんが、、


 ところで、前、東横インのNHK裁判のときにも書いたが、、
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/169999752.html

  ビジネスホテルで、TVは必要なのだろうか?

  国内のビジネスホテルはよく利用するが、TVをつけたことはあまりない。
  昔のTVでブラウン管式のものは、ビジネスホテルの机を占領していて、邪魔そのものであった。
  そこでタイピングで記録・日記を書くときに邪魔で困ったことも多い。書類整理にも机が狭くなるので困った。
   最近は、さすがに皆、液晶なのでそれほど大きくないが、それでも使用しない大きなものがあるのは邪魔ではある。
  だいたい真面目に仕事や、研究、研修などをやったあとホテルに帰ってテレビを観るものなんだろうか、、まあテレビ視聴が習慣になっている人はそうなのだろう。。


  ホテル業界では、これを契機に、「テレビなしの部屋」をホテルの全室数の2/3〜3/4ぐらいにして、格安提供したら良いと思う。

 カプセルホテルには、長い間、泊まったことはないが、昔は、無理に押し込めたような小さなTVが設置されていたものだった。 こういうのも不要でNHKの搾取のターゲットになるだろうから、おそらく既に撤去されているのではないか?と思っている。

  一方、私も外国に行ったときは、ホテルでテレビを観て、その国のセンスを感じたりニュースを得たりする。
  外国人旅行者には、テレビありの部屋のほうがよいかもしれないので、テレビありの部屋も残すべきだろう。 あまり杓子定規イデオロギー的にならず、ビジネスとしては柔軟に対応するほうが良いと思う。



posted by 山科玲児 at 08:45| Comment(0) | 日記