2017年11月29日

中国絵画の展覧会評


東方書店の宣伝雑誌 「東方」441  2017年12月号に

日本所蔵の明清絵画、二つの視点から  板倉聖哲(東京大学東洋文化研究所)
静嘉堂文庫の
あこがれの明清(みんしん)絵画 〜日本が愛した中国絵画の名品たち〜 
http://www.seikado.or.jp/exhibition/
と、先に当ブログでも紹介した
六本木の泉屋博古館 分館(東京)
https://www.sen-oku.or.jp/tokyo/program/index.html
の展覧会評がのっていました。

1.江戸期の画家への将来中国絵画の影響という「一つの視点」の文章です。そのために。「同じ視点の特別展」である静嘉堂のほうが優先されています。ちなみに藍瑛(らんえい)の絵は白鶴美術館の巨幅や、橋本コレクションの最初期の佳作の方が良いと思います。泉屋のほうは、そういう中国画と日本の模倣作を並べたものは一組しかありません。
他は全て、20世紀に高額で輸入し、日本人が愛好した中国絵画です。

2,ツ寿平の山水画の2作品について、京都国立博物館 上野コレクションの
花お夕陽図(かおせきようず)巻
http://www.kyohaku.go.jp/jp/syuzou/meihin/chuugoku/item03.html
を「正統的な画風」とし、
個人蔵の「天地石壁図巻」
を「奇趣溢れ」と評しているが、なにかの間違いだとおもわれます。

   自題を読むと  京都国立博物館のほうは、北宋末の穏やかな水辺の光景を得意とした画僧「恵崇」の絵をみた記憶から描いたもの。天地石壁図巻は元末明初の過激奇矯な画風の王蒙の絵に倣ったものです。つまり原作というか根拠とした絵が違うのが原因です。むしろ味わうべきは、両者に共通するツ寿平らしい清雅な味わいではないでしょうか。。

posted by 山科玲児 at 19:23| Comment(0) | 日記

2017年11月28日

王羲之と日本の書  九州国立博物館

王羲之と日本の書.JPG


 太宰府の九州国立博物館で、来年、日中の書の、かなりよい展覧会があるようです。
  これは、、二回はいかないといけないなあ。

特別展『王羲之と日本の書』
http://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_s50.html

国宝「喪乱帖」、平成30年2月10日〜3月11日
国宝「孔侍中帖] 平成30年3月27日〜4月8日
光悦 「鶴下絵三十六歌仙」平成30年3月20日〜4月8日

特別展『王羲之と日本の書』
http://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_s50.html
会 期:
平成30年2月10日(土)〜 4月8日(日)
休館日:
毎週月曜日
ただし2月12日(月・振休)は開館、2月13日(火)は休館
開館時間:
日曜日・火曜?木曜日
9時30分ー17時00分(入館は16時30分まで) 
金曜日・土曜日【夜間開館】
9時30分ー20時00分(入館は19時30分まで)
posted by 山科玲児 at 11:50| Comment(0) | 日記

日本にある呉彬




六本木の泉屋博古館 分館(東京)
https://www.sen-oku.or.jp/tokyo/program/index.html
の中国絵画展で 橋本コレクションの呉彬の怪奇な山水画(左イメージ)が展示されております(−12月3日まで)。
これは、相当良いもので、昔、ポスターにもなってました。


  明代後期 萬暦時代の画家  呉彬は、面白い絵が多いので、台北國立故宮博物院で特別展があたとき、観に行ったことがあります。

一方、日本にある呉彬で、一番大きい絵画は長崎 崇福寺にある涅槃図(右イメージ)で縦4mもあり、横2mという、なんというか超巨大なものなんで、展示する場所がほとんどない、、という怪作です。
   これは結構全面  細かく描きこんでいる上、、封神演義のキャラクターみたいなものまでいるのが面白いところです。

posted by 山科玲児 at 09:37| Comment(0) | 日記

2017年11月27日

東京で明末清初絵画展

泉屋六本木.JPG

六本木の



で非常に充実した 中国絵画展が開催されているようです。

ここで、たまにやる泉屋博古館の収集品だけの展示ではなく、

東京国立博物館の徐青藤
阿部コレクションの大阪市立美術館、 上野コレクションの京都国立博物館、
橋本コレクションの呉彬や米萬鐘なども借りてきて

並べたもので、壮観だと思います。

特に、重要なのは同じ画家の作品、しかも同じカテゴリーのものを
比較してそばに並べて展示しているのことです。

あまり、知られていないようですが、中国絵画にいささかでも関心のある人には必見だと思います。

個人蔵とされる  天地石壁図巻などは、50年ぶりぐらいの公じゃないでしょうか??(1963年、東京国立博物館の中国明清美術展で展示されたのは確かです。)

いうまでもなく、八大山人の安晩帖はでてますが、毎日絵を変えているようですね。



posted by 山科玲児 at 09:27| Comment(0) | 日記

2017年11月26日

再開予定

月曜から再開予定です。
posted by 山科玲児 at 23:01| Comment(0) | 日記

2017年11月23日

在昔篇の墨跡

在昔  墨跡2.jpg在昔  墨跡.jpg
最近、中国のオークションで在昔篇の墨跡がでていたようです。
紙本で六屏に仕立ててあった。

楊沂孫(1813-1881)の自作の文章を篆書で書いた 在昔篇は、拓本の影印本(原拓はそれほど普及してません)で普及していたんだけれど、もし墨跡の影印があればそれのほうが良いに決まっています。まあ、ひどく傷んでかすれてしまった墨跡や、写真・影印印刷技術がひどい場合はともかく、同等なら、墨跡のほうが良いのは当たり前です。

  ところが、どうもこれは、拓本の原本とは違うもののようです。イメージのように細部を比較すると明らかに違います。
 左の「年」の最終画、右の「字」 の冠の筆画が両方どちらも下まで降りて延びているかということが違います。

これはどういうこと?
1.楊沂孫が同じ文章を2つ以上書いた。これは結構例がありますから、そういうものかな。
2.拓本をもとにして、他人がまねて書いた偽物なのか?
  そのどちらかだと思います。

拓本の原本は、どうも常熟図書館にあるらしい、という話もあります。
拓本のほうは、こちらで紹介してます。なお、山東畫報出版社から、わりと良い拓本を影印出版しているので、
全部紹介することはやめました、



posted by 山科玲児 at 12:35| Comment(0) | 日記

ポツダムのフォルテピアノ 再 再掲載

***表示がおかしいので、22日に掲載した記事を再掲載し、前アップした
22日の記事を削除します。 ***


Kegel Musikalisch Opfer BWV1079 (2).JPG

2008年9月10日に旧ブログに、
ポツダムのフォルテピアノ
https://plaza.rakuten.co.jp/yamashinareiji/diary/200809100000/

というタイトルで
ヘルベルト=ケーゲル(1920年7月29日 - 1990年11月20日)指揮のJ.S.バッハ「音楽の捧げ物」(イメージ)
で、フォルテピアノ(初期ピアノ)を使っていることを書いた。
1昨日から、何度も聴いてみているが音色などはなかなかあっている。ただ、調律大丈夫? 変なひっかった雑音がはいるけど。。というところが気になる。。

現在はフォルテピアノ奏者も多いのだから、
この三声のリチェルカーレをフォルテピアノで演奏しているCDやYoutubeがないかと思ったが、意外なほどない。
残念だ。
唯一あるのは、
 アンサンブル音楽の領域vol.3 バッハの宮廷音楽  武久源造,等
だけである。武久さんの演奏っていいのかなあ、、

三声のリチェルカーレではないが、フランス組曲の一部を金子陽子さんがフォルテピアノで演奏したものはあります。
 なかなか良い音ですね。

 バッハが試奏したというジルバーマンピアノだが、現物に近いものがポツダムのサンスーシー宮にある。
 その華麗な宮殿での写真が、イタリアのサイトにあった

音楽家の日本人が訪れたときのブログにも写真がありました。

フリードリッヒ大王が買ったフォルテピアノは何台もあったそうだから、この楽器がバッハが演奏したものだとは限らないが、まあこういう環境でこういう楽器であのリチェルカーレのもとになった即興演奏をしたのだろうとは思う。
posted by 山科玲児 at 09:51| Comment(0) | 日記

シャンピニオンのマスタード風味

シャンピニヨン  マスタード  サラダ ss.jpg



昨日は、急逝した親戚の告別式にいくなど、

忌みごとが多く、暗いきもち になった。

ただ、近くの八百屋で、新鮮なフレンチ シャンピニオンをみつけたのだけが喜びだった。

中まで真っ白な新鮮なフレンチ シャンピニオンを久しぶりに買ったので、セロリも買って

シャンピニオンのマスタード風味を作った(イメージ)

これは、味も良いが、見た感じもとても美しい料理なので、もっと普及しても良いと思う。
白い皿が合うようだ。

ただ、シャンピニオンが新しくないと、とても食べられない。

この料理は、
Luigi e Olga  Tarantini Trojani di Mareggio  侯爵夫妻が書いた、

古い邸宅からのメニュー( A Tavola Nell'Antico Pallazzo, 1986, Roma)

という英語・イタリア語対訳本(ただし、なんか忠実でない対訳、ここがイタリア人流儀か)のレシピに入っていたものである。

***レシピ ***
シャンピニオン(フランス種)200g、セロリの芯、酢漬けピーマン少し、
レモン1/2,パセリ少々、
マスタード1teaspoon,ワインビネガー1teaspoon,ニンニク1/2片、オリーブオイル4teaspoons.
前日にニンニクをオリーブ油に漬けておく。
シャンピニオンを洗い、レモン汁を混ぜた水をはったボウルにいれる。変色を防ぐためである。
シャンピニオン、セロリを極薄くスライスする。酢漬けピーマンをjulienneに切る。
セロリとシャンピニオンとピーマンを混ぜる。ニンニクをオイルから除き、オイルと
マスタードと塩とワインビネガーを加えてよく混ぜる。そして、シャンピニオン、
セロリ、ピーマンの上に注ぐ。供する直前に細かく切ったパセリとセロリの葉を
上に撒く。
posted by 山科玲児 at 08:45| Comment(0) | 日記

2017年11月21日

封神演義



  世に出た封神演義の翻訳に対し、辛口の批評をしてきたチャイナ民間信仰の研究者:二階堂先生自らが責任もった、

監訳 、古典の明版を定本とした全訳が分冊で続々と出るようだ。


実は私は、二階堂先生の解説にしか興味がなかったのだが、図書館で借りてきて読んだら、やはりこの解説、面白かった。

翻案や抄訳、数種のマンガまで批評したもので、面白かった。

昔、二階堂先生にあったとき、その飄々とした軽ーい風貌に、ちょっと拍子抜けしたものだが、学問的にはまともな人のようである。
19年前に出た「封神演義の世界」はとても良い本で今でも持っている。

 正直言って、この封神演義  小説としてはよくなく、むしろ部分やアイテムや構想の面白さから、二次創作に適するというものだから、真面目に全訳する意味があるのか?という気もなくはない。しかし、
やはりもとになるものがなにかわからなければ、原作とどう違うのかという議論も水掛け論になり不毛になってしまうので、こういう労作も必要なのだろう。
  また、中国民間信仰や近世の仏教などにも影響を与えている。まあ二階堂先生が関わったのもその筋からなんだろうな。

 実際、小説としては西遊記に及ばないどころか平妖伝にすら負けると思う。


タグ:封神演義
posted by 山科玲児 at 12:59| Comment(0) | 日記

クリントン財団のロシアゲート


 クリントン財団は、ロシアから1億4500万ドルドル(約165億2850万円 為替レートによって変わります)にも及ぶ献金を受け取っていたという。クリントン財団は、寄付の10%しか事業に使わず、人件費を介してクリントンファミリーの財布と化していた。

 しかも、米国の国策軍事会社  ウラニウム  ワンの株式買収許可をクリントンに運動してもらったお礼賄賂だというから、驚きだ。
 このニュースは、英語米語サイトでは既にでていたが、日本の報道でも、ようやく出てきた。

トランプ大統領の「ロシア・ゲート問題」よりクリントン夫妻の「ロシア疑惑」の方が深刻なスキャンダルだ!
http://www.sankei.com/world/news/171115/wor1711150014-n1.html

反トランプで有名なCNNも関連記事を報じていますから、かなり確度が高い疑惑なのでしょう。


CNNやその裏にいるネオコンも、ヒラリーは使い物にならない、ヒラリークリントン一党だけを悪者にして切り捨てて自分たちの保身を図ることにしたようです。



posted by 山科玲児 at 10:53| Comment(0) | 日記