2017年11月20日

聖地 ヴェルナ

ロッビア一族の陶彫関係で、とりあげた  イタリアの聖地  ヴェルナの案内をあげておきます。
どうも、フランスなんかである「木の十字架」って概念はここからきてるのかなあ

聖地巡礼・伊「ヴェルナ修道院」聖フランチェスコが聖痕を受けたトスカーナの秘境Verna山へ  イタリア  トラベルjp<たびねす>


La Verna Basilica

なお、ここの修道院の食堂とても大盛り
だそうです。


posted by 山科玲児 at 20:21| Comment(0) | 日記

アンドレア デッラ  ロッビアは聖地にあった

Lucca Della Robbia (2).JPG

ルカ デッラ  ロッビアとその一族の青と白を基調にした陶彫は、好ましいもので、19世紀末、ウォールター・ペイターの「ルネサンス」  でも絶賛されていた。

2017年11月01日
デッラ  ロッビア一族の作品群
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/181449283.html

で書いておきました。


 ルカの甥のアンドレア デッラ  ロッビアの確実な作品は、イタリア アレッツオ近郊の聖フランシスコが聖痕を受けたという聖地:ラ ヴェルナにある修道院・教会にたくさんあるようである(イメージはその1つ)。

それを紹介した動画をみつけたので 推薦したい。
これじゃ、ちょっと壁から外して移動は難しいだろう。

アンドレアの第三子ジョヴァンニによる多彩だがやや弱い作品もあるようだ。

Santuario della Verna TERRACOTTE INVETRIATE DI ANDREA E LUCA 2° IL GIOVANE DELLA ROBBIA



これらには、たぶん修道院のドキュメントなどでアンドレア デッラ  ロッビア親方が制作したという裏付けがあるのだろう。

 ちょっと興味深かったのは、デッラ  ロッビアの作品かどうかはわからないが、最後のほうで丸い絵・浮き彫りで、大樹のなかに聖母子が示現するという作品がちらとあったことだ。

  これは、ペトルス  クリストスの「枯れ木の聖母」
を連想させた、やはりこういう図像のルーツはイタリアが多いのかな???



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posted by 山科玲児 at 11:12| Comment(0) | 日記

蘭亭はめんどう

定武真本1.jpg


定武本の諸問題と蘭亭序諸本

というプレゼンのための準備で、時間とられてしまった。 定武蘭亭ってのはイメージのようなもの。

やはり、インテリジェントな仕事が一番時間を使うものだと思う。

制限時間⒛分におさまりそうもなかったので、大幅にカットし、憶測や推測部分を削り、なんとかおさまりそうだ。

定武蘭亭の拓本(翻刻も含め多数ある)が、いわゆる特別展で展示されるたびに、あまりにも旧套墨守の迷信的な解説が日中台ともに開陳されることが多く、心を痛めていた。 これが、これを始めた動機である。

少なくとも次の蘭亭会  癸丑 2033年 までには、まっとうな論理的な解説になっていて欲しいと思っている。



posted by 山科玲児 at 10:24| Comment(0) | 日記

2017年11月19日

アヴィニヨンの橋で

Certon.JPG


アヴィニヨンの橋という童謡は知っている人がいるかと思う。

フランスの動画です。

一方。
16世紀 フランス  ルネッサンス時代、ロンサールの時代の
アヴィニヨンの橋でという歌は、かなり陰気なメロディだった。
Certon : sus le pont d'Avignon


よく観たら、今の童謡・民謡はSUR(上で) 橋の上で、、
であり、
16世紀のは
SOUS/SUS(下で) 橋の下で、、
で、上と下じゃ、大部違うのかなあ。

16世紀の歌は、LP時代に  コーエン指揮 ボストンカメラータの演奏を聴いて驚いたものだが、この歌をもとにしたミサ曲があって、
同じLPに収録されていた。
作曲者は、ピエール  セルトン  シャンソン作曲者としては有名だが、こういう宗教曲ではとんと名前を聞かない人だ。ただ、この曲自体はなかなか良い曲なので、その後、ろくに再演 再録音がないことは惜しいと思っている。
CDすらあるのかないのかわからないので、私はカセット テープ音源(イメージ)からデジタル化して、PCや小型プレイヤーで聞いている。
  当時、色っぽいシャンソンを多数作っていた作曲家たちはカトリック聖職者であったり聖職者資格を持っている人も多かった。セルトンもそうです。だから、不思議ではないが、なんか違和感があり、そのためによりお堅いプロテスタント系の国ではあまり演奏されないのだろうか?



posted by 山科玲児 at 10:33| Comment(0) | 日記

2017年11月18日

テーブルトップ

Trompe-l-oeil  Lille.jpg

図説 だまし絵  もうひとつの美術史
谷川 渥 著  フクロウの本シリーズ
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309762388/

このなかで紹介してる絵で、注目したのが、このボワイーBoilly Louis Léopold (1761-1845)のテーブルトップである。19世紀、1810年ごろの作品です。ナポレオンの後だから、19世紀といってもまだ印象派のころじゃない。

トロンプルイユ テーブルトップ
   https://www.photo.rmn.fr/archive/11-532347-2C6NU0OM5O6Z.html

  丸いカードのなかにおどけた自画像らしいものが入っているという傑作だ。
   不思議な事に、残っている他のボワイーの作品は平凡な肖像画ばかりのようで、たまにカリカチュールもあるようだ。 これは、例外的な作品のようだ。

 ただ、この作品をあげて著者は、こういう作品は本来水平におくもので、美術館で壁にかけて鑑賞するのはよくない、と言っている。まことにもっともなことであるが、実は所蔵するリール美術館のサイトをみると、もともとテーブルの上に描いたもので、現在でもテーブルの形を残しており水平になっている。ひょっとしたら著者は実物を観ないでこの本を書いているのだろうか?

 まあ、私も北京故宮博物院の実物を観ないで論文書いたりしてるのだから、人のことはいえないが、大学の方は色々調査手段も多いのだから、努力して欲しいものだ。もっとも、60年代に西洋美術の本を書いた人にとっては、カラー図版すら貴重なもので、実物を観ないで書くとか、画集から図版をとってくるだけとかなんてあたりまえだったらしい。

 なお、こういうテーブルトップで精巧な象嵌細工の18世紀後半のものがプラド美術館に2点あるが、プラドでは見損なっている。展示していなかったのか見落としたのか、どちらにせよ惜しいことだと思っている。

プラド  象嵌細工 トロンプルイユ テーブルトップ 
Console Table  1775 - 1783
https://www.museodelprado.es/coleccion/obra-de-arte/consola/f404c819-330b-4971-af1b-7d61de2c312f?searchid=920703d2-505b-c1b4-9e1a-80774cd625f2

プラド  象嵌細工  トロンプルイユ テーブルトップ
Console  1781 - 1786
https://www.museodelprado.es/en/the-collection/art-work/console/d54f7e2c-3b90-43c4-a3ab-55f3d49c5fc0


posted by 山科玲児 at 11:54| Comment(0) | 日記

トランプの横田基地演説


  トランプ大統領の横田基地演説をYOUTUBEで観て、これはうまいものだと思った。

President Trump addresses service members at Yokota air base

米大使館による仮翻訳(公式は英語だといってます)

  これは、トランプ大統領が登場するまでの歌や、他人のスピーチなどを全部省いた、中核部分 演説部分だけの動画である。なんかほんとに米軍基地なんだなあ、私は「地獄の黙示録」で
ヴェトナム戦争当時の南ヴェトナムの米軍駐屯地で慰問ショーをやるシーンを思い出した。
舞台の作り方、センスが似ているのだ。


  最初に横田基地から空軍ジャンパーを贈られて、ジャケットを脱いでジャンパーに着替えて、「こっちのほうが良い」という演技をするところが、なんとも堂に入っている。もとテレビショーの主人公をやっていた人だから、こういう演出はうまいのだろう。

 一応、準備してきた演説原稿による演説なんだろうが、原稿などみないでしゃべっているようにみえる。なにかプロジェクターのような補助手段があるのかもしれないが、選挙演説ツアーのときは1時間半もアドリブで演説を続けたというトランプだから大筋だけで空で演説しているのかもしれない。

 異国に駐屯する自国軍隊を督励する演説というのは、古今東西あまりかわらないもののようだ。確か古代ローマ帝国のハドリアヌス帝が北アフリカの駐屯基地でやった演説で、そのアフリカで碑文になっているものがあって、完全ではないがともかく出土して残っているようだ。

 塩野七生氏が「ローマ人の物語」で紹介していたが、  だいたいトランプ演説と似たような印象を受けた。

posted by 山科玲児 at 08:35| Comment(0) | 日記

2017年11月17日

トッカータとフーガ二短調  続


  トッカータとフーガ二短調は、バッハのオルガン曲では一番有名な曲でCMで使われたりしたこともある。ディズニー映画 ファンタジアの第1曲でありディズニーにしては珍しく抽象的で壮大なアニメにしている。
 この曲に、偽作疑惑やバッハの作品ではあるが本来オルガン曲でなかったかもしれない、という疑惑があることは2011年に、すでに書いた。それでアンドリュー=マンゼによる無伴奏ヴァイオリンによる編曲演奏を紹介した。
トッカータとフーガ二短調

  最近、他のヴァイオリニストによるこの曲の演奏がyoutubeにあがっているので
紹介したい。トッカータとフーガが別の動画になっている。

 ホルヘ ヒメーネスJorge Jimenez
 スペインかラテンアメリカのヴァイオリニストのようである。カタルーニャだったらまた少し読み方が違うが一応、普通の読み方にしておく。かなり上手いと思うよ。

   ギリシャ系の人らしい演奏者のチェロによる演奏もあるが、これはちょっと、グロテスクな感じがします。
  再生回数は多いんだけどね


posted by 山科玲児 at 10:19| Comment(0) | 日記

2017年11月16日

壁はバロック調が良い


  
図説 だまし絵  もうひとつの美術史
谷川 渥 著  フクロウの本シリーズ
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309762388/


を読んだのをきっかけに、 「だまし絵の帝王」と著者が呼んだ
ヘイブレヒツの作品がどっさりあるコペンハーゲンの美術館を検索してみた。
デンマークの王様が ルドルフ2世の驚異の部屋ヴンダーカンマーばりのコレクション室をつくり、「遠近法の部屋」という挑発的な名前にして、そこの飾りとしてヘイブレヒツの作品を多数設置したようである。

現在、コペンハーゲンに、ヘイブレヒツ作品が展示されているのだが、その動画をみることができる。

The Perspective Chamber - YouTube

BGMは、当時ではなく数代前のデンマーク王にも仕えたジョンダウランドのリュート曲
  ただし、同じダウランドの曲でも、デンマーク王のガイヤルドのほうが良かったかもしれない
    John Dowland - King of Denmark's galliard




 この動画でみると、絵が飾られている壁が青一色で、複雑なヘイブレヒツの絵がなんか浮いてるなあ、という感じだ。まあ、北欧デザインみてもこういうモノトーンが多いし、最近流行のホワイトキューブなんていうギャラリー空間では真っ白だから、それよりましかもしれないが、ちょっとあわないのかなあ、、と思ったものである。むしろゴテゴテした金箔の装飾や重々しいカーテンやら大理石の装飾版やら他の絵画やタペストリーなどが壁を埋めているような空間のほうが、こういうだまし絵にすっとひきこまれるのではなかろうか。
そういう意味ではピッティやルーブルのような展示環境のほうがヘイブレヒツ向きのように思う。
コペンハーゲンの当局者には、ご検討いただきたいし、他の美術館も安易にホワイトキューブなどという邪道にのらないように切に願いたいものだ。

  ホワイトキューブは20世紀以降のモダンアートには最適だが、それ以前の絵画にはしばしば破壊的としかいいようがない。
posted by 山科玲児 at 06:18| Comment(0) | 日記

2017年11月15日

グリューワイン

ラプンチェル  グリューワイン.JPG


長崎のカルディで
ホットワイン  グリューワインを買ってきて飲んでみました。

暖めて飲む、スパイス入りのワインですが、おとなしい味なので、更にシナモンスティックやクローブなどを入れて一緒に暖めると良いようです。古代や中世のワインてこういう風にスパイス入れて飲んでたことがおおいんじゃないかなあ、とも思っております。

グリューワイン 玲児の近況
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/62169742.html

でも書きました。

posted by 山科玲児 at 08:36| Comment(0) | 日記

2017年11月14日

ボス「快楽の園」映画  公開

Bosch Prado 2016.JPG



謎の天才画家 ヒエロニムス・ボス
公式サイト
http://bosch-movie.com/
東京イメージフォーラム で12月16日(土)から上映
http://www.imageforum.co.jp/theatre/movies/988/

他に、各地での上映もあるみたいです。

 これは、「快楽の園」に対しての色々な芸術家・学者の話などを紹介するドキュメンタリーのようです。
   古楽の指導者:ウィリアム  クリスティー  まで出てるみたいですね。
   いうまでもなく、プラドのPilar Silva Marotoおばさんも出てるみたいです。

 予告編が公式サイトにありますが、
  英語版の予告編があって、これが、日本語版とは違うので、また、面白い
 https://vimeo.com/161909645

イメージは2016年のプラド美術館のボス展カタログ

 公式サイトに予定上映館があげられてますが、 九州上映ないのが残念ですね。
  日本での上映では、日本語の字幕がつくでしょう。 これはありがたいものです。
  いくら英語といっても、やはりあったほうが、聞き逃しがない、ストレスがないですからね。

  ただ、こういう、ある意味学問的な話が多い映画のトークをうまく翻訳できているのだろうか、誤訳や省略が多くないかというところが心配なところです。
 ストーリー性がない解説番組のような映画のようですから、うけるかどうか疑問ですが、DVDででも観てみたいですね。

 イメージフォーラムで前売り券買うと、おまけにクリアファイルがつくそうです。
     https://www.major-j.com/info.php?f=M20171014005nazonotensaigaka


posted by 山科玲児 at 09:13| Comment(0) | 日記