2011年12月31日

日本の風景

東博 日月山水d.jpg

日本の風景
http://reijibook.exblog.jp/17148886/

をアップした。

日本人の自己イメージとはどういうものであろうか?再び考え直してもいい。
posted by 山科玲児 at 21:03| Comment(0) | 2011年日記

ヴィターリのシャコンヌ

  ヴァイオリニストに愛されてきた名曲、トマソ・アントニオ・ヴィターリ作とされてきた《ト短調のシャコンヌ》だが、19世紀の偽作であるという噂がある。それもフェルディナンド・ダヴィッド(Ferdinand David, 1810年1- 1873年7月19日)の作だというのだ。確かに出版したのはダヴィッドだが、どうもこれは考えすぎらしい。シャコンヌの原曲らしい  パルティータの写本がドレスデンにあるのだ。"Parte [Partite-"variations"?] del Tomaso Vitalino," Ms Mus 2037/R-1 ( Sächsische Landesbibliothek in Dresden (olim MS Cx 1145 in the Kgl. Musikalien-Sammling des Königs von Sachsen, a private library until 1898). )

ただ、ダヴィッドは編曲といってもいい大胆な改編をしているらしく、それによって19世紀以来名曲として親しまれてきたわけである。ヴィターリの写本自体は割と簡単なものであったのではないかと思う。また17世紀ごろの著作権事情を考えるとヴィターリの真作であるかどうかすら疑わしい。ただ、ダヴィッドが無からでっちあげたものではないようである。

  昔、エドアルド=メルクスがバロックヴァイオリンで弾いたシャコンヌを記憶しているので、偽作説には違和感があった。
posted by 山科玲児 at 10:33| Comment(0) | 2011年日記

明治の百万塔陀羅尼


明治百万塔陀羅尼.jpg
 世界最古の印刷物だ、いや、印で押しただけだから印刷とはいえない、と議論がかしましい、奈良時代の百万塔陀羅尼だが、明治時代に木版?で複製印刷したものもあるらしい。別に私がもっているわけではなく、中村不折旧蔵禹域墨書集成を撮影していて気がついた。イメージもこの本からである。法隆寺から「明治戊申」1908年に出したようだ。さすがに、出開帳で展覧会図録まで作った法隆寺だけに先進的ではあるというべきか、財政難をなんとかだかいしようとする努力なのか、と思ってしまうのだ。

台東区立書道博物館、台東区立書道博物館所蔵 中村不折旧蔵禹域墨書集成(下)、2005年
posted by 山科玲児 at 10:00| Comment(0) | 2011年日記

2011年12月30日

ヌーベルシニョア こうの 再開 【閉店】

こうの.jpg
2011年09月22日に「新しい中華の店in長崎」
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/48072937.html
として紹介した「ヌーベルシニョア こうの」しばらく閉めていたので案じていたが、どうやら再開した。スタッフも同じだった。

一人で料理してるので、色々事情があるのかもしれない。
店内はイメージ。きれいだが、ちょっと狭い。もともと喫茶店だったフロアである。

***【2013  補足】
2013年に閉店してしまいました。個人的には残念です。
posted by 山科玲児 at 09:49| Comment(0) | 2011年日記

封筒の裏

封筒の裏IMG_5316.JPG
  アインシュタイン夫人 エルザ=アインシュタインが「主人は封筒の裏で宇宙を研究してます」と言ったとかいう逸話を、最近知った。
  封筒の裏を計算やメモに使うというのは結構世界的なものらしい。内容の高下はあるとはいえ、みんな似たようなことをやっているんだなあ。
posted by 山科玲児 at 09:39| Comment(0) | 2011年日記

2011年12月29日

武器輸出緩和とF35開発

<武器輸出緩和>三原則、事実上の大転換 国民的議論なく
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111228-00000002-mai-pol

政府は武器輸出三原則 緩和を突然言い出したが、これはF35の共同開発に日本を参加させるためであろう。
F35は、開発が遅れていて、計画放棄さえ言い出されている。いろいろ問題山積らしい。
米次世代戦闘機F35、試験段階で技術的問題
http://www.afpbb.com/article/politics/2846323/8209096

 膨大な資金・国防予算を投入したてまえ、放棄は関係者の責任が大きく、ちょっと無理だとすれば、技術があり資金もある日本に参加してもらって尻ぬぐいをしてもらい、なんとか完成してもらう。という道が一番良い。

そういう要求が米国から内閣へいったのだろうと思う。

FXについて、防衛省が急にF35決定したのもそのためであろう。
posted by 山科玲児 at 12:18| Comment(0) | 2011年日記

2011年12月28日

トッカータとフーガ ニ短調 ヴァイオリン版 MP3(訂正あり)

2011年06月08日に トッカータとフーガ ニ短調 ってのを書いていたが、
  YOUTUBEでマンゼの無伴奏ヴァイオリンでの演奏を推薦していたが、これは MP3 ダウンロードでこの1曲だけ買うことができる。
Toccata & Fugue in D Minor, BWV 565 (for solo violin) (Reconstructed by Andrew Manze)
http://www.amazon.co.jp/Toccata-Fugue-violin-Reconstructed-Andrew/dp/B0043SS71Y/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=dmusic&qid=1325159630&sr=1-1
訂正:米国からは今はMP3をかうことができないようだ。日本サイトからならOK

私も小さなMP3プレイヤーで時々聴いているおきにいりである。推薦。
posted by 山科玲児 at 10:08| Comment(1) | 2011年日記

【TPP】国民には隠しまくるTPP


TPP交渉に「守秘合意」発効後4年間、内容公開せず
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-12-22/2011122201_02_1.html

これってさ、バレたらよほどまずいんだ。次のアメリカ大統領任期までは秘密にしたいってことだろ。
日本国民はいうまでもなく、米国民が激怒して大統領が辞任するようなことが話されているのに違いない。また、ニュージーランド、オーストラリア、などでも、国民が激怒するようなことが書いてあるんだろう。

赤旗って最近良い仕事してるね。さすがに記者クラブなんかじゃない独自情報網をもっているだけのことがある。

タグ:TPP 秘密
posted by 山科玲児 at 09:12| Comment(0) | 2011年日記

2011年12月27日

相対論の正しい間違え方

相対論の正しい間違え方 (パリティブックス)
松田 卓也 (著)
(著), 木下 篤哉
(著), パリティ編集委員会
http://www.amazon.co.jp/dp/4621048929

を借りて来て読んでいるが、なかなか面白い。

ただ、この面白さは、大学で一応  特殊相対論の講義を受けたか、本で独習した人でないとわからないだろう。その程度の素養は前提としている。

 ただ、だからいけないというものではないだろう。聖徳太子の法華義疏は法華経を熟知していることを前提に書かれている。だから法華経の本文はない。だからといってダメだということはない。どの本でもある程度の前提というものがある。極端なことをいうと日本語の本は日本語が読めることを前提としているわけで、英語でないからダメという、ひょっとしたらTPP信者なら言いかねない論理など通らない。

SF作家の石原藤夫
が書いていた、相対論的光学の問題もとりあげられている。ローレンツ短縮が実際にはどう「みえるか」という問題だ。

ここで面白いのは、いわゆる相対論の問題とされていることが、光速有限の19世紀物理で、かなりの部分は解釈できてしまうことである。勿論、相対論での量的補正はあるのだが。

また、「相対論は間違っている」というプロパガンタ本を出す人に、TPP賛成論者や日本財政破綻論者、原発推進派などと同じ論理構造なのが笑える。全く非論理的であまり数字を出さず、自分の議論のなかで矛盾していても無視し、最後は感情・信仰に逃げるのだ。

こういう本で、顔文字がときどきでるのが、またほほえましい。
posted by 山科玲児 at 10:29| Comment(0) | 2011年日記

2011年12月26日

副島隆彦は定常宇宙論を信奉

原発事故では、あっというまに楽観論をばらまく人になった副島隆彦氏は、なんとこの21世紀に、定常宇宙論を信奉しているのだそうだ。

定常宇宙論ってのは、宇宙が膨張すれば、その分だけ、ある未知のからくりで「物質が真空から創造されて」その分を補うから、宇宙は現在過去未来まったく同じような状況にある。という説である。

一時、ビックバン説と論争になったが、40年ぐらい前には旗色が悪くなり、既に放棄されあいてにされなくなった説である。

副島隆彦氏は、いろいろおかしなことを言っているデマゴークで、信者も多いらしいが、鳩山由紀夫元首相とどっこいどっこいのトンデモな考えの持ち主のようである。

小沢一郎と近いみたいんだが、原発事故のとき小沢がいっていた解決法がこのへんからでていたとしたら、恐ろしいことだ。戦慄せざるをえない。まだしも、菅直人でよかったのかもしれない。




posted by 山科玲児 at 10:07| Comment(3) | 2011年日記