2013年12月31日

蘇東坡の書の値段

2013年09月08日
蘇東坡の書の出現
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/74351004.html

で紹介した小品は、

8,229,000ドルで落札されたようである。約8億5千万円というところだろうか。

  Arnold Changのコメントとして、「10年前だったらこのようなオークションに多数のバイヤーが集まるということはなかっただろう」というのが興味深かった。
REF。 ORINETATIONS(2014 Jan/Feb Vol.45 No.1
posted by 山科玲児 at 10:09| Comment(1) | 2013年日記

ネット文書の紙の書籍への影響

Orientations2014Jan.JPG



 サリバン先生の逝去の情報は、例によって香港から送ってきた最新号ORINETATIONS(2014 Jan/Feb Vol.45 No.1)で追悼文を読んで知った。この雑誌、この最新号から、レイアウトやタイポグラフィーが大きく変わった。一言で言うと、まるでネットのホームページを紙にしたような感じがするのだ。前号までの良くも悪くも伝統的な編集がなくなったのは残念に思う。
 ひょっとしたらと思って、編集責任者をみたら、前の副編集長の中国人がトップになって、ずっとやってきたエリザベス=ナイト女史が相談役に引退されたようだ。

 これが、編集方針・紙面の一新(あるいは改悪)と関係があるのだろう。

 ひょっとしたら、今後デジタル書籍としての販売に移行するかもしれないと思ったほどのかわりようである。

 こういう、紙媒体の新聞・雑誌・書籍の紙面造りがネットの様式に影響されて変わるということは、今後頻発しそうな気がする。ただ、それが成功するかどうかは未知数だ。

posted by 山科玲児 at 09:53| Comment(0) | 2013年日記

サリバン教授 逝去

サリバン中国美術史.JPG

  今年、9月28日に英国人の中国美術研究者 サリバン先生が94歳で逝去された。

新藤武弘教授が訳した[中国美術史]は、一冊本の中国美術史としては、とても良い本だったが、新潮選書で1972年という40年も前に出た本だったので、それほど増刷はされなかったようだ。
 
  優れた山水画の研究書も書いた新藤武弘教授は、早く亡くなった。残念に思っている。

 サリバン先生のこの本は英語では5版まで何度も増補改訂されて出版されている。中国語固有名詞のアルファベット化(ローマニゼーション)も4版になったとき、ウェイド式からピンインに変わっている。新潮選書の邦訳は初版+サリバン先生の増補を底本にしているので、実はShort History of Chinese Artsの翻訳ではなく、増補されたものになっている。

 とにかく、流暢で読みやすい英文なので、主に3版を私は愛読した。2000年に4版に対して英文でamazonに書評を書いたが、私の英語の文章としては、かなりがんばったもので、今読んでも面白い。今のほうが実力が衰えているようないやな感じすらする。


 この書評は、最新版の5版のレビューにもはいっているようである。5版を読んでいるわけではないので、ちょっとどうだかなあ、と思う。こういうことはアマゾンには多い。
http://www.amazon.com/Arts-China-5th-Revised-enlarged/dp/0520255690/

*** ***
Lucid Style attracts me. April 16, 2000

It is difficult to write "Short History of Chinese Arts". Suppose that an honest scholar start preparing his lecture note of " Chinese Arts", he shall struggle with selecting subjects and plates. Moreover, for example, he feels that he be an expert on ancient bronzes, and a beginner of export wares in 17th century. Leaving the purgatory, he would want help to a standard textbook.
Among English books, this noted book may have used in many college courses. 1st edition(1967) and The revised edition(1973) were welcomed by many students and scholars. Even a japanese translation had been popular for many years. In this 4th edition, 84 old respectable scholar still attracts me with lucid style.

For beginners, this should be a good introduction. Appreciating artifacts in Museum, finding something in antique shop, or reading books/papers/articles about a particular subject, it needs some elementary background knowledge for chinese arts and history. This offers such COMMON SENSE.

For experienced scholars, this is an interesting reading. This might look a mean textbook for them. Before reading, I minded I become tired for many facts already learned, but I enjoy this book even in commute train, although this edition format is too large. Because not only this is Readable for a japanese, but also gives many (sometimes implicit) skeptical suggestions. At 258p, about Wan Hui (1632-1677, painter), "The Palace Museum collection also contains a number of clever pastiches of tenth-century and Northen Song landscapes that are almost certainly his work"; keen insight!.

I should regretfully notice that some illustrations/items might be inadequate, blurred, or damaged. I hope that they will be changed at next chance.


posted by 山科玲児 at 08:36| Comment(0) | 2013年日記

2013年12月30日

後ろ向きの合唱隊


 カペラ プラテンシス  演奏の オブレヒトのミサ ドナティアーノにはDVDがついていて、録音風景ではないが、中世末期の作法に従ったミサ曲の演奏風景がはいっている。

 これで一番 驚いたのは、ミサの儀式を行っている司祭や助祭たちと合唱団が反対の方向をむいていることだ。つまり背中合わせである。
 これは、下記の動画でも明示されている。
Capella Pratensis 動画
http://www.youtube.com/watch?v=NcJhqv8S4e0

 ちなみにパトロンの未亡人は司祭のグループの横にいる。

 まことに不思議だ。ここはブリュージュのサント ヒーリス教会らしい。私もいったことがあるが、結構広いので、レイアウトの都合ではない。かなり考証された映像らしいので、単なる戯れではないだろう。
posted by 山科玲児 at 19:25| Comment(0) | 2013年日記

2013年12月29日

内藤湖南の書


内藤湖南題箋IMG_7319.JPG

遊目帖の巻物複製のタイトルラベルは、内藤湖南の書だと思う。

智永千字文の跋の書風とそっくりだから、たぶんそうだと思う。

同じように知られていないと思う、王羲之模写本 喪乱帖孔侍中帖 複製のあとの跋を紹介しておきます。


内藤湖南の王羲之跋
http://reijibook.exblog.jp/21506632/
posted by 山科玲児 at 15:12| Comment(0) | 2013年日記

さくらっこくんち

さくらっこくんちP1110308.JPG


先月のことになるが、長崎の中心地  桜町小学校の体育館で「さくらっこくんち」をみた。
 ちかくの子供たちが「きてねー」と広報にきていたので、これは大人としては都合をつけなければ、といったら思いの外満員御礼だった。なかなか立派なもので、馬鹿にはできないと思ったものだ。
posted by 山科玲児 at 09:54| Comment(0) | 2013年日記

2013年12月28日

靖国参拝とIMF

安倍首相の突然の26日の靖国参拝の動機を推理してみたい。
  ・韓国のIMFストレステストの発表が迫っている。
  ・公約した靖国参拝を1年以内にやって有権者の支持を得たい
 この2つだろう。
    米国と中国だけに靖国参拝を事前通告したということが、露骨にしめしている。


  韓国経済が悲惨で巨額の「対外債務」に苦しんでいることはいうまでもない。「対外債務」ですよ。
サムスンや現代など財閥でさえ、異常なくらいの債務を負っている。債務があっても順調に返済していれば、むしろ企業の通常業務なのだが、かなりの部分が利子すら延滞しているという悲惨な状態らしい。国内の債務なら、米国がAIGに対してやったようにドル(国内通貨)を印刷して(実際はコンピュータ上で数字を変えるだけ)サポートすることができるのだが、対外債務ではそうもいかない。おまけに韓国の外貨準備はギリシャ国債やサブプライム債のような換金できない債券にすりかえられている可能性が指摘されている。チャイナショックじゃなくて、世界経済におけるコリアショックがおこるかもしれないね。

 米国が「失望」したといっているのは「韓国の負債を日本が肩代わりしなかった」ということだ。サブプライム危機のときの福田首相の突然の辞任は、米国のファニーメイ・フレディマックなどの暴落しつつある債券を日本政府が買い支えろという要求をそらすためであったらしい。

 今回も「靖国参拝」が韓国の財政危機を日本政府がサポートする道を閉ざすことになったからだろう。ではなぜ米国が韓国にかたいれするのか? それは米国中心のグローバル資本(いわゆる1%)が韓国に投資しているからで十分な収益を少なくとも2015年末までは確保したいからだろう。韓国の大手銀行は政府系銀行を除いてすべてグローバル資本の持ち物である。また、日本政府が韓国へ援助すれば、日本→韓国に投資したグローバル資本→米国の1%という順序で日本のドルを吸い上げることができるからである。もっともこれは米国民の99%とは関係がない。このグローバル資本の動きというのはわかりにくいかもしれないね。

  ただ、事態がこうなっては、韓国のIMFストレステストの発表は、かなり玉虫色になるのではなかろうか?IMFへの米国の影響力は小さくないからだ。韓国に投資しているグローバル企業に撤退に必要な時間を与えなければならないからだ。








posted by 山科玲児 at 20:20| Comment(0) | 2013年日記

猫のデュエット



  クラシックの声楽コンサートのなかで「爆笑音楽」として、有名なのが、この伝ロッシーニの「猫のデュエット」である。

 まず、これはロッシーニは部分的にしか寄与してないらしく、ロッシーニ作とはとてもいえないらしいが、とにかく面白いので、ライブではよく上演されるようだ。
  私も、長崎オペラ協会のコンサートで聴いたことがある。

まず、

典型的な爆笑モード

Cat Duet by Rossini - Karen Callan & Gail Ruscetta
http://www.youtube.com/watch?v=D2326N3DQQk


 ヴィルティオーゾ歌手といっていいのナタリー デッセイが 妙に真面目にやってるもの

Natalie Dessay & Camille - Rossini: Duetto buffo di due Gatti - 2009
http://www.youtube.com/watch?v=i08Zsaldocc
タグ:ロッシーニ
posted by 山科玲児 at 11:20| Comment(0) | 2013年日記

2013年12月27日

ガレー船

ブリューゲル メッシーナ.JPG


  塩野七生さんの本では、よく「ガレー船」というのがでてくるが、古代だけでなく、結構近世まで結構使われたもののようだ。

  そのイメージとして、ブリューゲルの海戦 版画 の一部を紹介してみます。
  この、まわりにオールが一杯でている船がガレー船です。

posted by 山科玲児 at 09:32| Comment(0) | 2013年日記

2013年12月26日

メディチ銀行の破綻



ルネサンス期のイタリア人画家サンドロ・ボッティチェッリの大作『(春)プリマヴェーラ』に何が描いているのかを調べようと 

ボッティチェリ「プリマヴェーラ」―ヴィーナスの園としてのフィレンツェ( ホルスト ブレデカンプ)
http://www.amazon.co.jp/dp/4883031039

をよんでいたら、

ロレンツォ・デ・メディチのころ1480年ごろに、ヨーロッパ各地のメディチ銀行が破綻状態になっていたという記述が目にはいった。

各地の支店が皆 破綻状態になるとは、現在のリーマン危機のようなことがあったのだろうか?

新大陸の銀が入ったことによる金融大変動か?と思ったら、コルテスの征服はその50年後であるから、まったく関係がない。

どうも、ブルゴーニュ公国の滅亡に伴ってメディチ銀行が大損したのではないか?と思われるふしがある。この1480年ごろというのは現代のヨーロッパの枠組みができた年にようだ。東ではモスクワ大公国が自立、西ではスペインが成立(カスティーリアとアラゴンの合併)している。

タグ:ルネサンス
posted by 山科玲児 at 09:07| Comment(2) | 2013年日記