去年の12月だから、1年前になるが、アンヌ クラップ女史が逝去されていた。最新刊の香港の雑誌Orientationsで知った。85歳だから、まあそういうものだろうか? 米国のボストンの隣のハーヴァード大学があるケンブリッジ(英国ではない)のご自宅での逝去で, 学者の終の棲家としてはふさわしいものだろうと、少し羨ましくなる。
Anne de Coursey Clapp(1928-2013) 名前からすると フランス貴族系のかたのように思う。
文徴明の優れた本を書き、唐寅の本も書いている。
クラップ女史の逝去直後に、 台北國立故宮博物院の明四大家展(沈周・文徴明・唐寅・仇英)が始まったのも皮肉な暗合ではある。