2023年03月27日

ドミニコ・ガロ 売ってた

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Domenico Galloのトリオソナタ 新品CDがamazonで売ってたので予備にまた1枚買いました。長調のバロック・ソナタでは群を抜いて優れたものだと思います。
Domenico Gallo 12 Trio Sonatas - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=pkP81gRdg2Y

しばらく品切れ 絶版 状態だったので、もう売ってないのかな、ここまで優れた作品のCDがもったいないと思っていたのですが、どうやら、また入荷してきたようです。
当方の環境では、CDのほうが音質がずっとよく再生できるので、こういう愛好する曲ではCDにしています。

posted by 山科玲児 at 08:50| Comment(0) | 日記

大塚国際美術館のルーベンス

walbuga  rubens.jpg


ですが、最近、
ゆるーいロケ動画があって興味深く観ています。

当方が四国で学会のついでに行ったときの感想::
2017年05月20日 大塚国際美術館の見所
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/179800566.html

やはり、古代中世の環境展示に一番感動しましたねえ。

上記記事で書いたもの以外で、最近考えている アイディアは、

ルーベンスの「キリスト昇架」の 原形復元です。もともと、この巨大な絵は更に巨大だったわけで、上に大きな絵と天使の山車のような切り抜き(米国のフリント美術館)がついていたのです。今の5割増しぐらいでした。
ミシガン  ルーベンス  天使
https://flintarts.org/art/galleries/bray-renaissance-gallery
それはイメージの、旧設置場所のアントワープの聖ワルプルガ教会内部を描いた古い油彩画(イメージは部分)に示されている通りです。
この上部を復元すれば更に凄い見物になるでしょう。




posted by 山科玲児 at 06:53| Comment(0) | 日記

2023年03月26日

古月軒はガラス器



 ヒュー・モスがオリエンテーションズ最新号で「古月軒」のことを書いていたが、
それは終止 ガラスの鼻煙壺のことだった。
Hugh Moss. The Origins of Guyue Xuan Enamelled Glass Wares: A Documentary Group of Qing Imperial Enamels Produced in the Inner Palace between 1767 and the 1770s
https://www.orientations.com.hk/past-issues/p/marapr-2023

 そこには底に「古月軒」と入っているものが何個も紹介されていた。
やはり、「古月軒」はガラスの鼻煙壺から出てきた単語・名称だったんだなあ。


2022年04月06日 古月軒 続
http://reijiyamashina.sblo.jp/article/189446598.html
Soame Jenysの推理を紹介したが、その通りだったみたいです。

「古月軒」の文字が底にある不透明ガラス細工エナメル彩の鼻煙壷が大英博物館に寄託展示されている。これはデヴィッド・ファウンデーションのものだから、デヴィッド卿が参考資料として買ったものだろう。
https://www.britishmuseum.org/collection/object/A_PDF-804

また、「古月軒」銘のあるReginald Radcliffe Cory(1871-1934)の遺贈によるエナメル彩ガラス鼻煙壷も大英博物館にある
https://www.britishmuseum.org/collection/object/A_1936-0413-50
https://www.britishmuseum.org/collection/object/A_1936-0413-47
タグ:古月軒
posted by 山科玲児 at 12:38| Comment(0) | 日記

夜のガスパール

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練馬区美術館「本と絵画の800年」展 〜12世紀の“巨大聖書”からゴッホ、シャガールまで!本と絵画の歴史を辿る
https://www.neribun.or.jp/event/detail_m.cgi?id=202210231666500052
動画
https://www.youtube.com/watch?v=JvCltKBZz5Q

で、稀覯本がでているという話をきいた 機会に、

当方自身の愛書癖 考え直してみたら、西洋の本では、結局のところ、、

夜のガスパールだけだった、
https://reijibook.exblog.jp/30280282/

posted by 山科玲児 at 08:22| Comment(0) | 日記

2023年03月25日

レオナルド・ダ・ヴィンチを探して  のヴァザーリ引用

レオナルド・ダ・ビンチを捜して 東京書籍 (2).JPG


レオナルド・ダ・ヴィンチを探して (Artist by Artist)
者 ジョルジョ・ヴァザーリ (著),フランチェスコ・メルツィ (著),林 卓行 (監訳),神田 由布子 (訳),アントニオ・ビッリ (著),アノニモ・ガッディアーノ (著),パオロ・ジョヴィオ (著),マッテオ・バンデッロ (著),サッバ・ダ・カスティリオーネ (著),レオナルド・ダ・ヴィンチ (著),フラ・ピエトロ・ダ・ノヴェッラーラ (著),アントニオ・デ・ベアティス (著)

世界一有名な画家にして、「万能の天才」レオナルド・ダ・ヴィンチ。その謎に満ちた生涯を、同時代の証言者たちやレオナルド自身の言葉から読み解く。発売日:2020/08/31
https://honto.jp/netstore/pd-book_30461680.html

このレオナルド本なかなか良いところが多いので買って読んでいる。

ただ、代表的なレオナルド伝であり、この本でも最もページ数を費やしている
ヴァザーリ「画家彫刻家列伝」のレオナルドの章の、なぜか末尾のほんの少しの部分が省略されていることが不思議である。英語版になかったので、日本語版でも省略した、と翻訳者注釈に書いてある。
これも不思議なことである。英語版は、一応まともそうな美術史家のロバートソン氏の概説+編集(英訳)なので、ますます不思議だ。

一応、イタリア語原文
Lionardo da Vinci
https://it.wikisource.org/wiki/Le_vite_de%27_pi%C3%B9_eccellenti_pittori,_scultori_e_architettori_(1568)/Lionardo_da_Vinci

と、その末尾部分の1903年のHerbert P. HORNEの英訳(下イメージ)をあげておく。

こういう古文献の抜粋翻訳はとても便利なのだが、ヴァザーリはともかく、他の文献には英訳が無いものもあり、裏をとるということができない。そうなると、どこまで信用していいのかという問題がでてしまうところがつらい。
horne leonardo det.JPG
posted by 山科玲児 at 06:13| Comment(0) | 日記