2017年12月11日

東京国立博物館でみた楷書


黄道周 楷書孝経.JPG黄道周 楷書孝経detail.jpg

11月25日に東京国立博物館 アジア  ギャラリーでみた、中国の書のなかで、特に印象に残ったのが、

楷書孝経冊  1帖 黄道周筆 中国 明時代・崇禎14年(1641) 高島菊次郎氏寄贈 TB-1255 
(イメージ、  右は部分拡大)
である。
当時、こういう古風な楷書が流行していたらしく、王鐸もまた書いている。

河内利治氏の論文でも言及されているように、黄道周の継室  蔡玉卿の「孝経」があって、
図録などでみると、また同じ書風です。書風だけじゃどちらかわかりません。


非常に上質な墨と紙であって、そこもまた上流社会での作品であることがうかがわれる。
あまり展示されることがないものだと思うので、注目したい。

今回の展示明細は、
posted by 山科玲児 at 10:08| Comment(0) | 日記

2017年12月10日

台南のモダニズム詩人たち 【追加あり】


  台湾 制作のドキュメンタリー映画で、娯楽というより芸術映画のほうに属するのかもしれないが


映画『日曜日の散歩者 わすれられた台湾詩人たち』
https://sunpoday.com/%e6%97%a5%e6%9b%9c%e6%97%a5%e3%81%ae%e6%95%a3%e6%ad%a9%e8%80%85/


映画『日曜日の散歩者 わすれられた台湾詩人たち』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=LSfaEf8qgBA&feature=youtu.be


【追加】 予告編っぽいもの、こちらは台湾公開用らしい??

https://www.youtube.com/watch?v=x4NA7OCdBPI

こっちは、フランス語のナレーションなのでカンヌあたり向けか??

https://www.youtube.com/watch?v=sOm8I9fZcdY


というのが、ある。 いかにも昭和なレトロな感じのあるモノクロ映像混じりの映画である。


  直近では、仙台の フォーラム仙台で 12月16日に上映されるらしい、

https://movie.jorudan.co.jp/theater/1000153/


【追加】このURLのほうがより確実な情報のようだ。

http://www.forum-movie.net/sendai/movie/769


なんと、一週間も公開します。東京並みかも、、12/16(土)〜12/22(金)

仙台はレベル高いね。。



 九州では予定ないのかな。博多あたりだったら、観に行きたいものである。


   これで面白いのは、
  これらの詩人達の創作が、多くは日本語で行われたことだ。
  当時のアンドレ=ブルトンなどのシュルレアリズム運動の影響があると思うが、
  運動の情報それ自体が、日本語の翻訳を経由して台南に伝えられていた。


   ルーマニア生まれで、パリでフランス語でエッセイを書き続けたシオランや、
   アイルランド生まれで、やはりフランス語で劇作品を書いていたサミュエル=ベケット
   さらに、現在では、アフリカでフランス語で小説を書いている人もいるようである、


   このように、母国語以外での創作というのは、少なくはないのだが、

   台南での日本語での創作集団の記録、というのはきにかかる。西川満なんかも一枚かんでいたようだ。



posted by 山科玲児 at 11:08| Comment(0) | 日記

宗教画と信仰



2017年10月12日
レオナルド作品かどうか?
   http://reijiyamashina.sblo.jp/article/181259888.html
 で、とりあげた(傳)レオナルド  ダヴィンチ  画 「救世主(サルヴァトール ムンディ)」
のオークションについて、朝日新聞が報道しました。学芸部だけはわりと優秀なので、あえて朝日新聞記事をとりあげておきます。

  510億円のダビンチ画、落札者はサウジの王子 米報道
   ニューヨーク=江渕崇
     2017年12月7日12時06分
   http://www.asahi.com/articles/ASKD7346LKD7UHBI00T.html

 アブダビで先月(2017年11月)に開館した、ルーブル分館で公開される予定だというニュースもありました。しかし、ここルーブル・アブダビって島なんだけどな。塩害大丈夫??? まあ、ヴェネチアで大丈夫な美術品なら良いのかな??? フレスコはNGだろう。。

 しかし、サウジって、いわゆる原理主義団体なみの、ガチガチのイスラム法の国でしょ。ワッハーブ派とかいったかなあ??
 そんなとこで、「救世主としてのキリスト」の絵なんかいいのかねえ。
 なんかね、コレクターの宗教・戒律・理念と収集する美術品の齟齬を感じますね。

 ただ、サウジの王族は、国外では戒律破りまくりの生活していて、単なる国際金融資本家に過ぎない、、という噂なので、まあそういうものなんですかねえ。クリントン財団なんかの連中と遊び回っていたのかな。
  日本の昔の大コレクターで、「仏像は拝むもので収集するものではない」という理念で仏像は買わなかったという人がいたことを思い出しました。ところで、日本最初の本格的な私立西洋美術館  大原美術館にはエル・グレコの「受胎告知」なんかありますが、大原 孫三郎氏の信仰はどうだったのかなあ、と思ったら 明治38年に洗礼を受けたキリスト教徒でした。アメリカ系の教会みたいだから新教かな。。まあ、サウジの王子よりは、はるかに首尾一貫してますね。



posted by 山科玲児 at 08:59| Comment(0) | 日記

ロッテルダムで凱旋展





  東京上野と大阪で開催されたボイマンス  バベルの塔展
については、鑑賞記録を書いておきました。

この貸し出し巡回展
ボイマンス美術館(イメージは、2001年 ボス展のときのボイマンス)にとっても、結構 重要な貸し出しだったらしく、日本から戻ったオールドマスターという凱旋展がロッテルダムで開催されるようです。
BABEL: Old Masters Back from Japan
2018年2月3日〜5月21日
https://www.boijmans.nl/en/exhibitions/babel-old-masters-back-from-japan

 なんか、コメントに最初の大規模な海外展だというように書いてますが、
へんだなあ、1993年にセゾン美術館でボイマンス展があったんですけどね。
バベルの塔がメインでした。

posted by 山科玲児 at 07:43| Comment(0) | 日記

2017年12月09日

ルカ・デッラ・ロッビア「訪問」の動画


ルカ・デッラ・ロッビアの作品とされている
イタリア・ピストイアの「聖母のエリザベス訪問」については、こちらの動画が美しいようです。
現地で、現物をごらんになったfontana様によれば、この動画では多少冷たい感じはするようですが、
色合い肌合い光沢など相当良く再現できているようです。
推薦します。

La Visitazione Della Robbia - a Pistoia - 2017
https://www.youtube.com/watch?v=S0A-vyeD2l8
posted by 山科玲児 at 18:04| Comment(0) | 日記