2025年03月06日

下賜システム

 

で引用した
無駄遣いと腐敗の温床を生んだ複雑なベルサイユ宮殿の食事システム
https://youtu.be/lugnXNKlp98


この下賜システムは、現実にはいろんな王国帝国の宮廷であったものではなかろうか?

現代では理解できないような不思議な饗宴の現象、巨大な料理や、よくわからない食事習慣の記録は、このシステムを前提とすると、解ける部分が少なくないと思う。

posted by 山科玲児 at 06:37| Comment(0) | 日記

2025年03月05日

満漢全席は清朝宮廷料理ではない


NOTEでまとめてみました。
それにしてもテレビの害毒がひどい。。
posted by 山科玲児 at 06:03| Comment(0) | 日記

2025年03月04日

名作曲家は名演奏家か?



「名作曲家は名演奏家」という言葉をあるところで読んだが、必ずしもそうともいえないだろう。

一番甚だしい人としては、アルカンジェロ・コレッリ
がいる。
ヘンデルがローマで、コレッリをオペラで使ったとき、ヘンデルの曲がうまく弾けなかったので、ヘンデルが自分で模範を示したという屈辱的なエピソードもある。
ヴィルティオーゾとしては、後輩のヴィヴァルディ、更にロカテッリなどのほうが遙かに技術的には上だろうが、作曲家としては、コレッリの評価のほうが高い。

スペイン マドリードの図書館で
Follia (A. Corelli) en la Biblioteca Nacional de España
https://www.youtube.com/watch?v=ty2B8cQtIU4


ロベルト・シューマンもピアノの練習をしすぎて右手の筋肉をいため、ピアノを諦め作曲家の道に入った人である。

その一方、名演奏家と名作曲家が融合した人も勿論いる。代表はフランツ・リストだろう。彼の曲は最近では広い範囲の曲が愛好されており、単に技巧を誇示しただけのものでない天才性が認識されている。ベートーヴェンも前半生ではピアニストとしての評価のほうが高かった。

ヴァイオリンのヴィルティオーゾ:パガニーニやタルティーニの作品も再評価されつつあるといえるだろう。 アントニオ・ヴィヴァルディはヴァイオリンのヴィルティオーゾであったが、ヴァイオリン曲より、優れた宗教的声楽曲のほうに「不滅の名曲」を書いているように感じる。
In memoria aeterna erit justus ( 正しい人は永遠に記憶され、
    悪い知らせにも恐れはしないでしょう。(詩編112:6-7)Vivaldi - Beatus Vir RV 795 ) 
とか
「まことの安らぎはこの世になく」Emma Kirkby - Nulla In Mundo Pax Sinceraとかである。

posted by 山科玲児 at 06:21| Comment(0) | 日記

2025年03月03日

誤訳なのか??



どうも米メディアによって、報道が違う

「ウクライナを平和にするためにはゼレンスキーが辞任するしかないかもしれない」
「平和にするためには、彼が常識をとりもどし交渉のテーブルに戻るか、他の人に替わるかするしかないのかもしれない」

したがって下記エントリーは誤訳かどうかはわからない
米下院議長「ゼレンスキー氏は停戦交渉か辞任か決断を」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN023I80S5A300C2000000/

しかし、トランプ周辺だけではなく、下院議長も、また従来、ウクライナ友好議員だった議員も
ゼレンスキー辞任を言い出しているのは事実で、
日本のマスメディアのように、トランプ周辺だけがおかしいような偏向報道とは全く違う状態である。
posted by 山科玲児 at 16:15| Comment(0) | 日記

魯迅与北京風土



魯迅与北京風土.JPG

ケ雲郷「魯迅与北京風土」1982 文史資料出版社、北京
を、「満漢全席」が中華民国時代にあったのか?また清朝宮廷料理を受け継いだ店があったのかどうか? という点を本当のところを知るために、また読み返している。
 この問題については、僭称、詐欺、看板倒れ、TV局の捏造、誇大広告が無数にあるので、本当のことを知ることは未だできていない、というのが正直なところである。

 この著者の北京風物解説本では「燕京郷土記」のほうが、より浩瀚で広いのだが、「魯迅与北京風土」のほうが、著者の個人的思い入れがより感じられ、また「燕京郷土記」に無い記述があることもあるので、こちらのほうを読むことが多い。

上イメージは、初版本表紙。

これは、「北京の風俗 民国初期」(東方書店)現在絶版 の元本である。この和訳は、かなり省略が多い本なのが残念だが、私も和訳で初めて、この著者の面白さを知ったので功績はあるだろう。



posted by 山科玲児 at 06:37| Comment(0) | 日記