2018年11月07日

文明堂のカステラをいただきました

カステラ 文明堂大黒町 (2).JPG


文明堂のカステラをいただきました。

長崎の旧市街中心のお祭り「おくんち」  関係のつきあいのお返しなんですが、
絵と題が焼き込んでありました。

 おいしくいただきました。実は長崎で文明堂のカステラ食べるのは、ほんとに何年ぶりか、、
という感じなんですね。特にこのような標準的なカステラは、ひょっとしたら何十年ぶりかもしれません。桃カステラは文明堂が得意なので、何年か前、おすそ分けで少し食べたことがあります。

 長崎では、カステラは基本的には贈答品なので、もらわないと食べない。 買って食べるのはカステラの耳(切り落とし)ぐらいです。

 今回、久しぶりに文明堂のものを食べて、昔より美味しくなっている/しっとり感がよくなっていると感心しました。 文明堂も企業努力してるんだなあ。 実は昔の文明堂は名声やCMにあぐらをかいて、ぱさついて質があまりよくないカステラだったという記憶があります。現在のこの品質なら、松翁軒にも十分匹敵できるでしょう。 再評価いたしました。みなおしました。

なお、紛らわしいことですが、東京の文明堂と、長崎の文明堂は、昔昔分かれた別会社です。紋章も違いますしね。









posted by 山科玲児 at 08:52| Comment(0) | 日記

2018年11月06日

ヘリット  ダウの作品

Gerard_Dou_005[1].jpg


フェルメール展
で アムステルダムのライクスから借りてきた ヘリット  ダウ
 読書する老女が展覧されているようです。

 ダウの定評のある本に解説があった。


Baer, Ronni, Arthur K. Wheelock Jr., and Annetje Boersma. Gerrit Dou, 1613?1675:
Master Painter in the Age of Rembrandt. Edited by Arthur K. Wheelock Jr.
Exhibition catalog. National Gallery of Art, Washington; Dulwich Picture Gallery,
London; Royal Cabinet of Paintings, Mauritshuis, The Hague. New Haven, 2000.
という本です。

 まず読んでいる本はなにか??というと、版画の挿絵入り聖書のようです。絵入りの聖書抜粋みたいなものなのかな。
 教会では、聖書の一節の朗読とその解説をやるので、そういうものを集めたものなのかもしれません。なんか、他のサイトなんかの複数の解説を読んでみても、皆、違うようですので、おおまかに推測しておきます。
  挿絵の内容からすると、ルカ伝の19章(欽定版)イェリコでザカリアが木に登ってイエスの一行を観るというところのようですね。
 同じライクス美術館にレンブラントによる似た絵(1631)があります。
 ダウの作品には年がないので、先後関係はよくわからない、しかし、レンブラントとダウで絵画への考え方が違うのがよくわかるようですね。
  この本は、特別展カタログであるから、展示された作品中心なのはわかりますが、参考図版にも上野の西洋美術館にある「シャボン玉を吹く少年」がない。参考文献にも西洋美術館の目録はない。 この件は、某所でもコメントしたんですが、日本にある西洋美術品が以外に欧米に知られていない例だと思っております。
 ところで、ダウのカタログ・レゾネがないのかと思ったが、ヘリット・ダウのレゾネって、どうもあまりないみたいなんだよね。文献目録みると、19世紀の本があげてある。おいおいそれじゃ写真ないだろ!。
  この本を読むと、生前から18世紀には非常に高価であったダウの絵画の評価が衰えたのは19世紀後半だそうです。 それから約100年1世紀が不遇であり、現在は相当 高価のようです。

なぜなら、
 オークションで、16.5 x 21.6 cmという実に小さな静物画が、5億円以上で落札されているから。
2005年5月25日 New York クリスティーズ
Gerrit Dou (Leiden 1613-1675)   
A sleeping dog beside a terracotta jug, a basket, a pair of clogs and a pile of kindling wood
USD 4,720,000
https://www.christies.com/lotfinder/Lot/gerrit-dou-leiden-1613-1675-a-sleeping-4507869-details.aspx

  この100年、はレンブラントが異常なくらい高く評価された時代とも重なっている。当方、正直いってレンブラントとダウの絵ならダウのほうがほしいと思う。版画家としてのレンブラントは高く評価したいが、油絵を観てどこがいいのかわかりません。 私には、どうもレンブラントへ反応する感覚器がないのでしょう。



posted by 山科玲児 at 09:23| Comment(0) | 日記

2018年11月05日

こんぶネット  レシピ

ピーマン昆布.JPG

こんぶネットってのがあって、

昆布を使ったレシピをたくさん紹介しているようです。

墨染め豆腐

を検索したきっかけで知りました。

確かに、昆布はダシ採りと昆布巻、昆布シメと佃煮ぐらいしか使わないから
もっとレパートリーが多くて良いと思いました。

スペインの缶詰で、昆布とピーマンの油漬けという変わったもの(イメージ)もあって、
結構美味しかったので、昆布業界もがんばって欲しいな。。


posted by 山科玲児 at 08:33| Comment(0) | 日記

2018年11月04日

プラドにあるファンアイク派絵画の修理

fountain  prado2.jpg    fountain  prado1.jpg


  
  Jan van Eyckのカタログレゾネ本を読むと収録されている、高さが1.8m以上ある大きな絵が、プラド美術館にあります。
  額の下には、ファンアイク・スクールという板がついてます。まあファンアイク派・工房ということになっているのでしょう。

  これが、最近修理されたようで、プラドで小企画展やっているようです。
   10/23/2018 - 1/27/2019
  https://www.museodelprado.es/en/whats-on/exhibition/the-fountain-of-grace/3d527c1d-1683-bade-d1fb-d775f969921b
  絵画そのもののサイト
  https://www.museodelprado.es/en/the-collection/art-work/the-fountain-of-grace/f578c5af-b1d6-4ef8-aaa3-ae05a6dd2393

   修理動画もあります。スペイン語なんでわからないのですが、部分拡大が多くて面白い。ただ、クリーニング中心で基底材はいじっていないようですね。樹林年代など測定できればいいのですけれど。。
   https://youtu.be/n8kedAXoEBM
  背後にFRANKE  van  der STOCKTの祭壇画(現在は他の画家の作品だと考えているようです)もみえますから、これも修理中なのかな?  そうしたら、現在はこの背後にみえる祭壇画は、公開していないものと考えたほうが良いようです。なんども観ましたけど結構良いものでした。

  ファンアイク風の絵に戻りますが、かなり前、実物みましたが、なんか平板な感じであまりよくなかった印象があります。。
  解説によれば、プラドに入って以来200年間も議論している絵だそうですね。私がわりこむのもなんですが、一応、観たことあるし、イコノロジー的には面白いので、まあ一言。。

  タイトルは、The Fountain of Grace 翻訳しにくいのですが、「恩寵の泉」かな? 下部は「教会の勝利・ユダヤ教の敗北」が描かれてるんで、反ユダヤ的ということでウケが悪いのか、この絵自体が、あまり紹介されませんね。このユダヤ人たちのとこ(イメージ左)見てると、なんかクエンティン・マーティエスみたいな感じがしたんで16世紀初期か?と思ったのですが、カスティーリャ王  エンリケ4世が、セゴヴィアの El Parral 修道院に1450年ごろに与えた、という記録・推測?があるようです。これが正しいとしたら、ファンアイクの死後1世代後ぐらいの絵画になるんですよねえ。そうなると、そうとう貴重ということになるんですが、この記録?真に受けていいのかかなあ。。なんかこの絵自体がコピー的な感じがあるんですよね。

   中心の神の描写を初めとして、ゲント祭壇画からの借用がかなりあるようです。擬似彫刻のような細かい描写もゲント祭壇画や、同じマドリードにあるティッセンの受胎告知のように精巧です。かなり細かいところは、ロヒールのミラフローレス祭壇画の飾りに近い気はしますね。
  聖母の顔は、ヤンファンアイクやロヒールやメムリンクやブーツとも違っていて、むしろペトルス・クリストスに近いと思います。そういうことから推測するとペトルス・クリストスはヤンの後を継いでブリュージュで活躍していたのだし、その周辺での制作なのかもしれませんね。
  泉から流れ落ちる聖水に丸いものが多数入っているんで(右イメージ)、銀貨かと思ったんですが、いくらなんでもそれはないだろう。。とすると聖餅ホスティア  じゃないかと思いました。

  この絵のコピーが米国オハイオ、オバーリンのAllen memorial Art Museumにあります。こっちはサインもあって Cristobal de Velasco (d. 1617)というスペイン人が16世紀末期ぐらいにコピーしたもののようです。上部塔の左右に紋章が入っているので依頼者もわかるようですね。
Spanish_Fountain of Life
http://www2.oberlin.edu/amam/Spanish_FountainofLife.htm


posted by 山科玲児 at 18:05| Comment(0) | 日記

拙政園図

拙政園Image9.jpg

明の嘉靖時代を中心に活躍した文徴明に縁の深い、蘇州の拙政園という大きな庭園があります(イメージ)。

文徴明自身の絵:拙政園図があるという話は、ときにきくこともありましたが、実物は拙い影印ですら
観たことがありません。拙政園自体が明時代から何度も改造変更されてきたでしょうから、 古い時代の姿がわかればいいなあ、という希望をもって探しておりました。

おかしいなあ、と思っていたんですが、

米国のメトロポリタン美術館に1セット8枚+書法題 があるようです。

  拙政園図詩

模写なのかどうかはわかりませんが、いくらかでも原形を留めていればまずOKだと思います。
全くの捏造だったら✕で、なんのやくにもたたないのですが、模写ならやくにたつでしょう。
一応、成親王、内藤湖南の跋がついてますが、信用できるのかなあ。。
清前期の  安岐の印が各葉に押してありますが、安岐の墨縁い観(及び続録)には記録がありません。




posted by 山科玲児 at 10:04| Comment(0) | 日記