2018年05月08日

川端康成と池大雅



京都国立博物館 池大雅展(-5/20)
  http://www.kyohaku.go.jp/jp/special/tenrankai/taiga2018.html
つながりで、  小説家:川端康成氏の逸話を思い出した。これは繭山龍泉堂の元社長
繭山順吉氏の談話であるが、

「フリアともあろう美術館が大雅の優品を持っていないのは、日本としても口惜しいから、いい大雅を見つけ出してこの美術館に世話して欲しい」
と川端康成が言ったので、困難そうなので、
川端自身が所有している大雅の絵をフリアに譲られたらどうか、と提案した

(REF.)
というものである。なかなか面白い川端の心理である、まったく理解できないわけではないが、ちょっと変わっているね。
で、結局、繭山と米国の業者が協力する形で仲介し、下の双幅がフリーアに譲られることになったようである。

REF. 芸術新潮、1972年6月号  川端康成の「座右宝」::川端康成追悼特集
posted by 山科玲児 at 06:52| Comment(0) | 日記

2018年05月07日

男声・グリークラブ向きのミサ曲

Josquin Mater Patris.JPG



一五,六世紀の、いわゆるフランドル楽派の曲には、異常に低い音域で書いてある曲がある。
こういうのは、実はグリークラブ、男声だけの合唱で演奏するのに好都合である。
ただ、実は最低音が低すぎて声が出せないことが多いので、大抵は高く移調してオ・コントル(カウンターテナー)を使ったりや混声合唱でやることが多い。ただ、うんと低いバスの人がいれば原譜でOKなのである。
なんか合唱コンクールの課題曲になったらしいので、いろんなグループの演奏がYoutubeにあるのが、
Josquinの Mater Patrisである。
  私は、昔LP時代のサンユスターシュ合唱団の演奏も聴いたことがあるが、どうも感心しなかった。しかし、米国団体シャンテクリアのCD(イメージ)ではじめて、此の曲の良さがわかった。ただ、これは、かなり低い音まででているから原音か?と思うが、ひょっとしたら少し移調してあるかもしれない。

Youtubeには ドンクサック合唱団という面白い名前の男声合唱団の演奏もあるが、
よく考えたらロシアの歌手にはすごい低音を出せる人が昔からいたから、ロシアの団体にやってもらうといいかもしれないなあ。


posted by 山科玲児 at 08:38| Comment(0) | 日記

2018年05月06日

自ら卑しめて


最近、英文版Wikipediaの八大山人(清初の画家)にあげられた画像が、あまりににもひどく偽物だらけなのに、考えさせるところがあった。【追加】さっそく変更しました。耐えられない。【追加おわり】 
日本の安晩帖の1つを除いて全部ダメ、実物は、幸か不幸か私はマカオの美術館の特別展で全部観ていたので、自信をもって言える。

中国系の人が英文Wikiの中国絵画の項目などには投稿していると思うのだが、だいたいは悲惨な状態になっている。なぜ自らを卑しめるようなことをやるのだろうか?
一方、中国国内のサイト(簡体字サイトが多いが)をみると、なかなか貴重な資料も多く、議論にも考えさせられるところ、教えられるところも多い。こういう対外的な部分で、なんでかくも悲惨な低級な状態になるのか、不思議に思う。 英文サイトにわざわざ出しゃばって偽物と嘘を散布するのはどういう動機からなんだろうか?
あるいは、英文サイトなど西戎北狄南蛮の化外の民相手なんだからという姿勢
なのかもしれないが、それはなめすぎである。




posted by 山科玲児 at 21:07| Comment(0) | 日記

鈴木其一の風神雷神図

長崎県美術館の大江戸展にいきました

創価学会の東京富士美術館の所蔵品展示です。北斎の富嶽三十六景版画は、良い刷りのものとよくない後刷りのものの混合だったように思います。もっとも、私は富嶽三十六景は、読売新聞の複製で十分な気がします。


また、なぜか、伊藤若冲の作品は皆後期 5/9以降になっていたんですが、
鈴木其一の風神雷神図をみました。
風神雷神自体は、宗達−>光琳−>抱一−>其一になるにしたがって肉体部分は衰弱し形式化してんですが、一方 その周囲の雲は、とても面白いものになっています。この絵では、まさに竜虎図のような感じでした。
風神雷神自体は、銀板なんかにしたらよかったかもしれませんね。

posted by 山科玲児 at 19:32| Comment(0) | 日記

ネットに頼りすぎない

金焦落照.JPG

2017年02月16日
上海博物館の文徴明画「金焦落照図」を知りたいhttp://reijiyamashina.sblo.jp/article/178784315.html


というのをアップしていたんですが、なんと、、貧架にもろに、巻物全体の写真画像と
解説がありました。
謙慎書道会, 上海博物館明清書画名品図册、1991、東京
に入ってました(イメージ)。

なんというかなあ、2月から時々、ネットで検索しても何もでてこなかったのですが、全くの無駄な労力でした。ネット情報は貴重な情報が多いのは確かですが、確かにデジタル化されていない情報も多いようです。またGoogleなどの検索エンジンも気まぐれで、選び方がおかしいこともたまにあり、世界のネット情報を網羅して検索しているわけではないと戒めるところがあります。

ネット情報に頼り切ると、危険だという戒めになりました。


posted by 山科玲児 at 10:23| Comment(0) | 日記